平成26年度 連合奨励賞受賞邑(4邑)

下大沢 (しもおおさわ)

市町
下田市
邑の概要
下大沢は下田の奥座敷と言われた蓮台寺温泉のさらに北西方向に位置する急傾斜な山里で下田一を誇る甘夏等、柑橘栽培が盛んな地域である。
昭和40年代頃より、地域から若者が減少し始め、集落活動の支障が出始めた。昭和44年に性別や世代の垣根なく地域が一つとなる場を作りたいという思いから「下大沢山里会」を発足させ、様々なイベントを開催するようになった。
昭和45年からは、つづら折りの生活道路沿いに数十メートル間隔で交通標識看板設置している。ユーモアを交えた標語を考案し手書きすることで交通安全喚起だけでなく集落内や来訪者を和ませ現在では地域のシンボルとなっている。
また、平成23年には市内ボランティア団体と協力し東日本大震災の被災地に甘夏100箱を送り届け、近年は市内まちづくり事業に取組むNPO法人と協力し、ブランド化を進める「開国紅茶」の都市農村交流を通じた栽培を手掛けている。
評価点
・昭和44年から長きにわたり継続して活動している点が評価できる。

沼田ロマンチック街道 (ぬまたロマンチックかいどう)

市町
御殿場市
邑の概要
本地域は富士山を望む水田地帯で広域農道「ロマンチック街道」沿いに美しい農村景観が広がっている。
平成19年度より農村環境の大切さを地域の人々に伝えるために小川にホタルの幼虫を放流し、環境環境や周辺の環境保全に努めている。平成20年からは遊休農地利活用し試行錯誤の上、ブルーベリーを植栽。平成23年7月にはブルーベリー狩り園が開園に至った。
平成25年にはホタル保全の地道な活動が功を奏し、はじめて沼田で育ったホタルで鑑賞会が開かれ子供から大人まで80名もの参加があった。また、平成26年10月には遊休農地拡大防止と地場産野菜を販売して地域の賑わいづくりにつなげようと「沼田ロマンチック街道農産物直売所」をオープンさせ地場産の米、野菜の他ブルーベリーの加工販売も開始した。
評価点
・ホタルの保全活動やブルーベリー狩園の開園など多様な取組が評価できる。
・ホタル保全活動や遊休農地利活用を通じて、農村環境を保全・継承する活動を評価。

池ノ谷・閑蔵 (いけのや・かんぞう)

市町
榛原郡川根本町
邑の概要
池の谷・閑蔵は川根本町の山あいにある全7戸の集落である。2つの集落は大井川水系の河川で分断されており吊り橋で結ばれるといった厳しい生活環境にある。
昭和53年からは先代の尽力により全戸協力のもと、キャンプ場を設営し現在も運営を行い年間2,000人もの来訪者を受入れている。地域ではブランド茶「川根茶」を栽培されており、人手不足の解消と交流を図るため、平成12年度より援農ボランティアを受入れている。
これまで茶栽培で最も忙しい時期に毎年3~4名受入れており、援農者は当該地域に愛着を持ち産品購入や再来訪するなど着実に当該地域のファンを増やしている。また、平成24年からは「川根茶園喫茶」により高品位の川根茶により地域の来訪者をもてなしている。
評価点
・小集落でありながら積極的に活動を行う姿勢が評価できる。
・美しい集落風景の中には、全7戸の集落でありながら地域ブランド「川根茶」の栽培・PRとキャンプ施設運営などの活動を通じて、都市と農村の交流を積極的におこなっている姿を評価。

源氏とひまわりの里 (げんじとひまわりのさと)

市町
袋井市
邑の概要
袋井市北部の水稲、温室メロン、茶の栽培が行われている。次世代によい地域を残したい、定住者が増えてほしいという思いで平成14年から「源氏のひまわりまつり」を実施している。
4ha規模の10月に咲くヒマワリは圧巻で、近隣市町のほか観光客ツアーの立ち寄り場所ともなっている。
祭りの際は地域一丸となりヒマワリ油を使った食事、メロン等地産の食提供の他、餅つき大会、コンサートなどバリエーションに富んだ内容となっており、付近の畦道にはコスモスを植栽し地域景観を一層引立たせ、来訪者をもてなす取組を行っている。
評価点
・景観形成により新たな価値を想像する姿勢は他地域の模範。
・地域資源を磨き、集客に繋げる取組は、他の地域にも参考になる。