平成27年度登録

大代(静岡市葵区)
知事顕彰 平成29年度 知事顕彰受賞
緑いっぱいの茶畑
緑いっぱいの茶畑

斜面に広がる茶畑と温かな住人

梅ヶ島大代地区は、静岡駅から安部川沿いに車で約80分北上した、標高720mの中山間地域です。集落に入るとすぐに、緑いっぱいの茶畑と森林の香りに包まれます。清涼な湧き水のおかげで、おいしいお茶や山葵の産地となっています。

大代道を上り切ったところには、青い空と緑の茶畑が一面に広がっています。
茶畑は邑(むら)の人たちによって美しく管理され、その合間に邑(むら)の家々がとけ込んでいます。こうした風景に、林道を歩く人々も思わず足を止め、邑(むら)の人たちに語りかけます。


しいたけハウスでのバーベキュー
しいたけハウスでのバーベキュー

お茶としいたけと山葵の里

お茶は梅ヶ島のブランド「まるうめ茶」として出荷されます。その他、しいたけ、山葵が主要産物です。
邑(むら)では、しいたけ狩りやしいたけバーベキューができ、地区で育てた野菜を使ったさまざまな郷土料理を味わうことができます。

しいたけハウスでは、標高700m以上になる山の頂上で原木椎茸を栽培しています。原木椎茸は、ナラやクヌギの木で育てた「木の子」で、味も香りも絶品です。
お客さんは、しいたけを自分で収穫して、その場で炭火で焼いて食べることができます。


静岡大学の学生による援農活動
静岡大学の学生による援農活動

大学生と地区の未来を語らう邑

12世帯35人の邑(むら)である大代に、静岡大学農学部の学生が週末や夏休みに訪問して、茶畑や水道(みずみち)や道路の管理などを邑(むら)の人たちと共同でおこなっています。
静岡大学生は、空き家を借りて宿舎として使い、夜には宿舎で邑(むら)の人たちと地区の未来について語り合います。


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