「ふじのくに美しく品格のある邑」とは…

日本一高い富士山や日本一深い駿河湾など、変化に富んだ地形と清らかな水に恵まれた静岡県は、農作物や水産物の品目数において全国トップクラス。この豊かな食材を生産する県内の農山漁村には、棚田や茶畑といった美しい風景に加えて、古くから伝わる伝統が息づく地域それぞれの「宝(資源)」があります。

「ふじのくに美しく品格のある邑」とは、地域の宝を大切に思い、それを守り、次世代につなげていこうとする人々が集まって、真摯に活動を行う理想の農山漁村として「ふじのくに美しく品格のある邑づくり」連合が認定した地域(邑)です。

「ふじのくに美しく品格のある邑」とは

「ふじのくに美しく品格のある邑」一覧

「ふじのくに美しく品格のある邑」の取組事例

千框の棚田(菊川市)

  • 先人が築いた棚田を後世に残すため、NPOを主体として保全活動を実施
  • 棚田オーナー制を導入し、地域内外から多くの人が訪れる
  • 大学や企業と連携し、棚田の保全をはじめとした協働活動を実施
  • 「あぜみちアート」や新商品開発など、地域資源を活用した取組を実施
千框の棚田(菊川市)

大淵笹場(富士市)

  • 荒廃した茶畑を地元有志が整備し、「富士山と茶園」の風景を蘇らせる
  • 「おおぶちお茶まつり」には毎年3,000人を超える人が訪れる
  • 地域外や海外からの観光客にも対して地元住民がガイドを実施
  • 大手企業や福祉事業者と協働で茶園の保全及び活用を行っている
大淵笹場(富士市)

「邑」という字を使う理由は?

「邑むら」という字

「邑(むら)」という文字は、人が多く集まるところという意味を持っています。

この取組では、「明るい展望を持って農業に勤しむ農業者と、地域内外から集まった人たちが、持続可能な農山村づくりのために、ともに考え、行動し、笑い、幸福感を分かち合うコミュニティ」を形成したいという強い思いがあります。

そのため、「村」という行政的な区分ではなく「邑」の字を用いています。

農山村への支援体制

「ふじのくに美しく品格のある邑づくり」を推進するため、静岡県では様々な支援を行っています。

「ふじのくに美しく品格のある邑づくり」推進体制

しずおか農山村サポーター「むらサポ」

「静岡県の農山村をみんなで守り、盛り上げていこう」という、県民を主体としたサポーターズクラブです。

「むらサポ」のホームページでは、農山村地域の旬の農産物・地域のイベント・保全活動などの情報を発信するとともに、会員登録された方にはメールマガジンの配信も行っています。

しずおか農山村サポーター「むらサポ」 しずおか農山村サポーター「むらサポ」