令和元年度 連合奨励賞受賞邑(5邑)

那賀地区(なかちく)

住民参加の『田んぼを使った花畑』づくり

市町
松崎町
邑の概要
町が実施していた花畑イベントを、地域住民主体のイベントに転換し「花畑実行委員会」が中心となって運営。クラウドファンディングによる資金調達やボランティアによる種まきなどを実践しイベントを継続的に実施。花畑のシーズンにはリアルかかしも設置し、多くの観光客が訪れるイベントとなっている。
評価点
クラウドファンディングによる資金調達やボランティアによる種まきなどイベント継続のための様々な取組を実践している。花の種まきは、町内外の人々の交流の場となっているほか、花畑のシーズンには多くの観光客が訪れるイベントとなっており、地域活性化につながっている。

浮橋(うきはし)

ふれあい、感動のある邑づくり~子どもたちへの農業・自然体験の創出~

市町
伊豆の国市
邑の概要
「浮橋まちづくり実行委員会」が中心となり、首都圏の児童を対象とした農作業体験を実施し、継続的な交流を行っている。また、地域内外の子どもたちに対して、豊かな自然を活かしたカブトムシ・クワガタ採り体験などを実施しており、この地域ならではのイベントとなっている。
評価点
地域資源を活用し、地域内外の子どもたちが自然と触れ合う場の創出や、地産地消・地域資源の大切さを学ぶ機会を創出している点が模範的である。活動を通じて、地域のコミュニティの活性化が図られている。

白糸の里(しらいとのさと)

地域住民が自らで企画・運営『富士山白糸平成棚田祭り』の実施

市町
富士宮市
邑の概要
ほ場整備された「平成棚田」継承のため、地域住民による、棚田を会場とした竹灯籠祭りを開催。地域住民の協力のみならず、クラウドファンディングによる資金調達等により安全で円滑なイベント運営を実践し、住民主体の持続可能な運営体制を整備。
評価点
地域資源を活かしたイベントを開催し、「平成棚田」を多くの人に知ってもらう機会ともなっている。クラウドファンディングによる資金調達や、竹灯籠の点灯ボランティアを募るなどイベント継続のため様々な取り組みを実施している。

奥長島(おくながしま)

ボランティアや民間企業と連携した『だんだん茶畑』の保全と活用の取組

市町
静岡市
邑の概要
「奥長島のだんだん茶畑」の保全のため、有志による「奥長島だんだん茶畑まもり隊」を結成し、ボランティアや民間企業と連携した活動を実施。毎月1回の保全活動の実施やネッツトヨタ静岡(株)との連携により、摘み取った茶葉のパッケージ化など、だんだん茶畑保全のPRに取り組む。
評価点
企業と連携した茶畑保全活動の継続的な実施に加え、摘み取った茶葉のパッケージ化を行い顧客に配布するなど積極的なPR活動も行っている点が模範的である。活動を通して、参加者同士の交流も図られており活性化につながっている。

水窪地区(みさくぼちく)

『山の恵み・雑穀とジビエ』水窪の伝統文化を多様な団体とともに継承

市町
浜松市
邑の概要
在来作物の雑穀やジビエなどの地域資源継承のため、民間企業等多様な団体との連携した活動を実施。㈲春華堂と一社一村しずおか運動による水窪産の雑穀の和菓子への利用や、藤枝北高校と連携した雑穀・ジビエ料理を提供する農家民宿の計画、静岡銀行地方創生部と連携したキッズアカデミーを実施。
評価点
地域の伝統文化を継承するために、多様な主体と連携し学ぶ機会や体験の場を創出している。地域住民と企業や学校が連携して活動することにより、活動の継続実施や地域活性化・コミュニティの拡大につながっている。