小瀬戸城趾
小瀬戸城趾

地域一体の保全活動

本地域には、小瀬戸城や小瀬戸神社等の歴史的資源が多数存在し、地域が一体となって保全活動を行っています。地元のお母さんたちで構成される「小瀬戸花いっぱいの会」は、地域内の花壇の設置、整備を行い景観形成に取り組んでいます。


子ども達が自然と触れ合える場
子ども達が自然と触れ合える場

子ども達が自然と触れ合える場

平成29年度に発足した「小瀬戸の文化と歴史を未来につなぐ会」では、地区の歴史的資源の保全活動や普及活動を行っています。同会では、石切場の周辺にサクラを植樹する活動や、耕作放棄地を子どもとのコミュニティーガーデンとして活用することで、子どもたちが自然と触れ合える場を設けています。


ランチ
ランチ

地域資源を活用したイベント開催

地域を代表するお茶農家である丸高農園は、自園自製自販まで行っており、「日本茶大賞特別賞」を受賞するなど高い評価を受けています。また、地域内を散策し、地域の食材をふんだんに使ったランチを食べるツアーを開催するなど、地域資源を活用したイベントも行っています。


茶園と富士山
茶園と富士山

広大な茶園と富士山

広大な茶園と富士山の眺望を有する本地域は、富士市の北部に位置し、良質な茶を産出する緑豊かな自然環境に恵まれています。2ha以上に及ぶ茶畑は、茶農家を含む地元住民により組織された「大淵二丁目ささば景観保存会」が主体となり、茶畑の整備に取り組み、美しい景観が保全されています。景観保存会では、地域振興活動にも力を入れており、地域住民や来訪者による賑わいを創出し、国内外への魅力発信を行っています。


インバウンドツアー
インバウンドツアー

イベント開催で国内外に魅力をPR

毎年5月に開催される「おおぶちお茶まつり」には、多くの来訪者があり、茶葉の天ぷらや新茶を振舞っています。近年では国内来訪者の他、インバウンド客の受入れを積極的に行い、ボランティアガイドを通じて、富士山や茶園、日本文化のPRを行っています。


オリジナル商品の茶

オリジナル商品の開発

本地域では、「大淵二丁目ささば景観保存会」で保全した茶園より、無農薬〝やぶきた″の老木が溶岩のミネラルを吸うことによる透明感が特徴の茶、紅茶を生産しています。当茶は、売り上げの一部を保存会の活動費とするプロジェクトで生まれました。雑味を消すために仕立て熱を入れ磨きをかけたこだわりの商品です。


作業の様子
作業の様子

遊休農地を活用した植栽活動

宇久須地区まちづくり協議会では、遊休農地30aほどでヤーコンやニンニクの栽培を行っています。令和元年度には多面的機能支払交付金の活動組織「宇久須美農里プロジェクト」を設立し、農業者だけでなく地元の有志も加わり、草刈りや植栽活動を行っています。


三番叟
三番叟

伝統文化・人形三番叟

牛越神社で五穀豊穣を祈願し奉納される人形三番叟は、県の無形文化財に指定されています。伝統文化を次世代へ継承するため、現在も有志により毎年11月に奉納されています。三番叟の舞では、足拍子に農事にかかわる地固めや種まきを思わせる所作があり、豊作祈願の意図がうかがえます。


夕陽
夕陽

夕陽のまち西伊豆

黄金崎や西天城高原など伊豆半島きっての景勝地からは、「夕陽のまち西伊豆町」を代表する美しい夕陽を見ることができます。
また、伊豆半島最大の海岸キャンプ場である宇久須キャンプ場では、夕陽を眺めながらの食事や満天の星空を満喫できます。

ヒマワリ畑
花畑

地域を彩る花々

本地域は、担い手農家が少なく耕作放棄地が増えつつある現状であるが、その耕作放棄地を活用して、花や野菜、穀類、果樹等の植栽活動を行い、地域の環境保全に取り組んでいます。自治会長経験者や農業者、有志を中心に、植栽活動には非常に力を入れて取り組んでおり、活動回数は年間80回以上に上ります。


オリーブ摘み体験
オリーブ摘み体験

収穫物を活用した食育講座の開催

植栽活動による収穫物を活用して毎年開催される食育講座では、地元小学校や地域住民と一緒に、野菜や穀類の種まきや収穫体験、そば打ちやオリーブの塩漬け・油絞り、紅花やラベンダー、オリーブによる草木染等、アイデア豊富な手作りの企画により様々な体験ができ、地域内・世代間の交流を深めています。


軽トラ市
軽トラ市

イベントの開催で地域活性化

植栽活動による収穫物は、地元磐田駅前のジュビロードで年4回開催される軽トラ市に出品しています。また、地元の夏祭で収穫した小麦でうどんを作って来場者に振舞うほか、ピザ祭りやオリーブ祭りを開催しています。誰でも参加できるイベントを数多く開催することにより、活動のPRと地域活性化につなげています。


花畑とリアルなカカシ
花畑とリアルなカカシ

松崎町を代表する憩いの場

本地域は、二級河川那賀川の堤防沿いの桜並木付近にある水田地域です。農閑期では、田んぼを観光に役立てようと花畑イベント「田んぼを使った花畑」が開催されます。時期になると桜と花畑の花が一斉に開花し、春のムードを楽しもうと多くの観光客が訪れ、松崎町を代表する憩いの場になります。花畑は、3月から5月にかけてアフリカキンセンカやヤグルマソウなど6種類の花が咲き、さらに本物そっくりなリアルカカシに出会うことができます。


クラウドファンディングで花畑をつくるために「種をまく人プロジェクト」を実施しました
クラウドファンディングで花畑をつくるために「種をまく人プロジェクト」を実施しました

クラウドファンディングに挑戦

地域を代表するイベント「田んぼをつかった花畑」はこれまで松崎町の協力の下で開催されてきましたが、2019年からは「松崎花畑実行委員会(地元有志団体)」が引き継ぐことになりました。こうした中、花畑の種代を集めることから始めようとクラウドファンディングに挑戦し、事業所・個人からの協力金を募った結果、目標額180万円を達成しました。花畑では、5月1日から5日までの間、無料で花摘みができます。みなさんも花畑が継続できるよう、臨時駐車場にて花畑協力金の御協力をお願いします。


桜田より道売店
桜田より道売店

桜田より道売店

花畑に行く途中の県道15号沿いに農産物販売所「桜田より道売店」があります。売店には、地元の人たちが持ち寄った新鮮な農産物、果物、加工品がずらりと並んでいます。「松崎に行くと必ず立ち寄ります」というリピーター客も多く、地域の味を求めた人たちで賑わっています。

夏の朝にはハスの花が咲き誇ります
夏の朝にはハスの花が咲き誇ります

豊富な湧水で作られる「ごてんばこしひかり」

本地域は、中山間地総合整備事業で整理された階段状の水田が美しい地域です。富士山からの豊富な湧水が流れ、水田では地域ブランド米「ごてんばこしひかり」が栽培されています。地域の組織「日吉会」が中心となり、休耕田を活かした景観づくりや、ハスの栽培にも取り組んでいます。


多面的機能支払組織による農地保全活動
多面的機能支払組織による農地保全活動

地域みんなで守る地域資源

本地域のほ場整備された農地や水路、農道などの地域資源は、多面的機能支払組織が中心となり、保全活動に取り組んでいます。地元の有志組織「日吉会」も地域資源の保全に参加し、休耕していた畑地を借り上げ、とうもろこしやサツマイモなどの栽培を行うなど地域一体となって美しい農村風景の維持・保全に努めています。


7月~9月頃の土曜朝に開催される青空市
7月~9月頃の土曜朝に開催される青空市

被災地支援活動

地域の組織「日吉会」では、地域で収穫した農産物を朝市や町の祭りイベントで販売しています。また、ボランティアの一環で、収穫された農産物をもって被災地に出向き、農産物を提供する活動にも取り組んでいます。

ほ場に映るダイヤモンド富士
ほ場に映るダイヤモンド富士

豊かな地域資源

本地域は、霊峰富士と1000haもの森林がもたらす豊富な湧水群に恵まれ、ワサビや全国トップクラスの品質を誇る養鱒、献上米等の特色ある産業の源となっています。特に、地域のシンボルである陣馬の滝や小田貫湿原等の魅力ある資源は、癒しを求める人々を惹きつけています。また、地域にあるほ場整備された水田は、ダイヤモンド富士が水面に映るとあってシャッターチャンスを求めるカメラマンが多く訪れます。


フローラ・ディ・マーレ総料理長の出張講座
フローラ・ディ・マーレ総料理長の出張講座

首都圏の飲食店も地域の資源を応援

本地域は、ワサビや鱒、林産物や農産物、ジビエ、エディブルフラワーなど地場食材に恵まれています。平成30年6月から一休.comレストランアワード2017口コミランキング1位となった東京都内の人気店「フローラ・ディ・マーレ」と連携し、首都圏において本地域の食材を活かした料理の提供が始まりました。本取組は、平成30年11月に一社一村しずおか運動にも認定されました。


インバウンド用農山村体験ツアーの開発
インバウンド用農山村体験ツアーの開発

地域資源を活かした都市農村交流

本地域では、豊かな自然や豊富な食材等、恵まれた環境を活かし、外国人訪日客の受け入れや、空き家を活用した定住者の受け入れを積極的に行っています。平成25年度からは、地域資源を活かした体験モニターツアーを実施しており、県内外から都市住民を受け入れるなどツアー商品として売り出すための戦略的な取組を行ってきました。また、地域のブランド化としてブランドスローガン「五感deヒーリングいのかしら」を掲げ、富士山を借景とした農村暮らし風景、湧水群やおもてなし料理のPRに力を入れています。


水田風景
水田風景

豊田佐吉翁の出生地

 本地域は、湖西市の中南部に位置するほ場整備された水田の美しいところです。水稲やみかんのほか、佐吉の里(酒米)や、とぴあポークの生産も盛んです。
 湖西市を代表する偉人、「豊田佐吉翁」の出生地で、生家も現存しています。昔懐かしい農村風景と地域の歴史は、時が経った今でも脈々と受け継がれています。


地域の景観保全活動
地域の景観保全活動

地域が作る美しい景観

本地域では、多面的機能支払組織「山口保全組合(耕作組合)」が中心となり、農用地や農業用施設の保全管理を行っています。さらに、自治会による地域の草刈活動や、山口花の会による豊田佐吉記念館周辺の植栽活動等、地域の多様な活動主体によって良好な景観が守られています。


豊田佐吉翁顕彰祭
豊田佐吉翁顕彰祭

豊田佐吉翁の功績をたたえる「豊田佐吉翁顕彰祭」

本地域には、「豊田佐吉翁」の生家や記念館があり、毎年多くの観光客が訪れます。毎年10月の命日になると、湖西市立鷲津中と豊田佐吉記念館にある佐吉翁の胸像前で命日に合わせ「豊田佐吉翁顕彰祭」が開催されます。この顕彰祭は、佐吉翁の「報恩・創造」の精神を讃えるため、佐吉翁の命日を顕彰の日と定めて開催されています。

美しい水田風景
美しい水田風景

優良農地が広がる下内田

本地域は、菊川市の中西部、一級河川菊川水系稲荷部川の両岸に広がる約50haの水田地帯です。昭和59年度から平成10年度にかけてほ場整備が実施され、整形された優良な農地が広がっています。平成26年度からは用水路の更新が始まり、用水不足の解消や水管理労力の軽減、担い手への農地集積や経営規模の拡大が見込まれています。


みんなで稲刈り体験
みんなで稲刈り体験
環境保全活動
環境保全活動

多様な参画による地域づくり

本地域は、地元自治会、農業者、小中学校、老人クラブ、花クラブが参画する稲荷部自然環境保全クラブが中心となり、農地や農道のり面、水路の泥上げなどの環境保全に取り組んでいます。
 遊休農地を活用したコスモスの植栽や田んぼでの農作業体験等、地域が一体となった活動を行うことにより、景観だけでなく地域の円滑なコミュニティが形成されています。


田んぼアート(仁王像)
田んぼアート(仁王像)

巨大なイラストを浮かび上がらせる「田んぼアート」

本地域では、2008年から「田んぼアート」が開催されています。時期になると、紫や赤、緑など色の異なる古代米を使って巨大なイラストを浮かびあがらせ、見る人が「あっ」と驚く作品が造られています。例年、田植えや鑑賞会、収穫祭と一連の行事が企画されており、農作業体験や鑑賞だけでなく地場産品の販売も行われるなど大人から子どもまで楽しむことができます。

朝比奈川堤の「山の手桜」

花の香りに包まれる初春の方ノ上

方ノ上は、初春になると蝋梅や河津桜が咲くとても景色の美しい地域で、春の心地よい日差しと花の香りが訪れる人を出迎えます。方ノ上では地区内で咲き誇っていた蝋梅の古木から育てた苗木を各家庭に配布しており、花と香りに包まれる住みよい快適なまちづくりが進んでいます。
また、地区内を流れる朝比奈川の堤防沿いには桜並木があり、毎年たくさんの見物客が訪れます。


地域で採れた古代米で餅つき大会

地域への愛着を育む取組

本地域では、多面的機能支払組織が中心となり、地域の良さの再認識や地域への愛着を育むため、農業者と地域住民との交流活動を盛んに行っています。特に、子供たちが中心となって取り組む地域の古代米を使った餅つき大会や、「ホタルの舞う里づくり」に向けた幼虫やカワニナの放流では、大人から子供まで地域一体となって取り組んでいます。


みのりマーケット

地域の農業振興

本地域では、農産物等を販売する「みのりマーケット」が開催されており、顔が見える農産物の販売を通じて、住民同士の親睦が深まっています。さらに、「山の手未来の会」が主催する「さくら祭」には、地域住民だけでなく、大勢の観光客が訪れ、祭りで販売されるミカンやシイタケ等の販売が大変好評です。こうした継続的な取り組みは、地域の農業の振興にも繋がっています。

夢のかけ橋

風光明媚な天竜の自然

本地域は、四方を天竜美林が囲み、茶畑が山肌を覆う自然豊かな地域です。地域の観光スポットである船明ダム湖にかかる「夢のかけ橋」からは、悠々と流れる天竜川と緑深い山々を見ることができ、夏はレジャースポットとして、秋は紅葉スポットとして多くの観光客が訪れます。


地場産品販売
小麦まんじゅう
花桃御膳

道の駅「花桃の里」

道の駅「花桃の里」は、全国にある秋葉神社の起源となった神社「秋葉山本宮秋葉神社」の玄関口にあり、多くの観光客が訪れます。特に、天竜の景色を見ながら食べる「花桃の里」自慢の手作り饅頭やランチ、無料でふるまわれる天竜茶が大変人気で、お食事・休憩の拠点施設として利用されています。また、天竜茶や天竜美林を使った木工品、季節によって販売される山菜などの地場産品販売コーナーもあります。


花桃まつり

花の香り漂う「花桃の里」

本地域では、2haの農地に花桃の苗が植栽されており、毎年3月ごろになると「花桃まつり」が開催されます。時期になると500本以上の花桃が一気に桃色に色づき、花桃の里周辺が薄いピンクに色づきます。花桃で染め上げられる華やかな風景を楽しもうと、多くの方々がこの地域を訪れ、賑わいます。


深良用水の設備

世界かんがい施設遺産「深良用水」

深良用水は、江戸時代の初めころまで用水確保が困難であった駿東地域に、芦ノ湖の湖水を箱根外輪山の湖尻峠の下を水路トンネルで導水するため、1670年に造成された農業用水です。この水路トンネルは、深良用水隧道と呼ばれ、現在も地域の農業を支える重要な施設となっています。この深良用水は、平成26年に世界かんがい施設遺産に登録されました。


深良用水まつり仮装行列の様子

深良用水に感謝する

本地域では、4月に「深良用水まつり」、11月に「深良地区コミュニティまつり」を実施しています。「深良用水まつり」では、深良用水完成当時の衣装に地域住民が扮し、地域内を仮装行列するほか、早乙女衣裳の女性たちによるお田植え初めが披露されます。「深良地区コミュニティまつり」は、各地域から様々な団体が出店し、楽器演奏や、農産物販売等が行われます。どちらの祭でも、餅まきが行われており、餅まきに使用される餅米は深良用水で育てられたもので、地域内の交流を深めるイベントとして開催されています。


小学校と連携した農作業風景

みんなで深良用水を守る

多面的機能支払組織「深良地区美しい水と緑の保全の会」では、深良用水の施設や用水がかんがいされる農地の保全に取り組んでいます。さらに、遊休農地を活用し、地区の小学校・幼稚園と連携して「稲作体験」や「芋ほり体験」に取り組んでいます。
また、深良用水周辺自治会では、かつてアマゴが生息していた川に復元しようと稚魚の放流にも取り組み、全国疎水百選に選定されている「深良用水」を地域全体で保全しています。

静岡県天然記念物 トキワマンサク

トキワマンサクの群生地

本地域は、湖西市の北東部に位置し、豊かな山々と整備されたほ場が並ぶ自然豊かな地域です。また、この地域の特徴として、トキワマンサクの群生地があります。例年4月になると、「トキワマンサクまつり」が行われ、県内外から多くの観光客が訪れます。「トキワマンサクまつり」では、トキワマンサクの苗販売や、夜間のライトアップなどが行われ、昼間とは異なる幻想的な風景が人気です。


遊休農地を活用したとうもろこし

地域一体となって行う景観づくり

本地域では、多面的機能支払組織「神座里山多夢の会」を中心に、地元耕作組合や子供会、老人会、婦人会などと協働し、遊休農地を活用した食物や景観植物の植栽活動を行っています。遊休農地では、イチジクやとうもろこし、コスモス、菜の花などが植栽され、花々の見頃になると観賞会が行われます。観賞会を通じ、地域内の交流が深まっています。


摩利支天を祀る東雲寺

歴史ある東雲寺

本地域には、勝負必勝の神様として有名な摩利支天を祀る東雲寺があります。東雲寺は、安産・航海・大漁・勝負の神様としての信仰も集めており、悲願達成のために多くの方が訪れる歴史ある場所です。毎年2月に行われる大祭の際には、名物の植木の初市などが開かれています。

農地の保全管理活動

良質な米作りが行われている水田地帯

本地域は、二級河川太田川の中流域に広がる水田地帯で、昭和40~50年代の土地改良事業により用排分離された圃場で良質な米作りが営まれてきました。地区内は、集落単位の農家が組織されており、用水管理や地域住民全体による水路の泥上げなど協働活動が根付いており、農業用排水路には貴重な水生生物が見られます。


田んぼの楽校

地域の子供たちに食の大切さを伝える「田んぼの楽校」

地域では、水田環境の維持と食の大切さについて地域を担う子供たちに教えるため、「田んぼの楽校」という食育活動を行っています。これは、地元の小学校と連携して15年続く恒例行事となっています。小学校の半数の生徒が毎年この活動に関わっており、2年生は野菜、3年生は大豆、5年生は米づくりに挑戦します。肥料散布から種まき、収穫に至るまで一連の作業を体験し、秋には収穫祭も開催しています。また、同楽校では毎年年末にしめ縄づくりを行うなど、農業体験だけでなく農村文化の伝承を通じて地域の絆を強くする取り組みが行われています。


フルティカトマト栽培

遊休農地や空き温室の活用

本地域では、専業農家による遊休農地や空き温室の活用が進み、専業農家の規模拡大が図られています。温室では、メロンや糖度が高く食感の良いフルティカトマトが栽培されており、複合経営が推進されています。

報徳神社

温泉のある歴史深い農村地域

本地域は、粟ヶ岳の西側に位置し、倉真川の清流に沿って茶畑や水田、集落が点在しています。新幹線掛川駅から15分という立地で、明治に開かれて現在3件あるという倉真温泉は地域の自慢となっています。地域の中には、報徳思想の祖二宮尊徳と遠州地域に報徳思想を押し広めた岡田親子の三柱を祭る報徳神社や大宮八幡宮などの歴史深い神社もあり、歴史や温泉を楽しみたい観光客から人気を集めています。


田植え体験

遠州地域の「報徳精神」発祥の地

本地域は、「至誠・勤労・分度・推譲」を美とする遠州地域の報徳精神の発祥の地といわれており、15年前からまちづくりの活動に取り入れながら河川整備や小学生の稲作体験など地域の課題に取り組んできました。多面的機能支払組織「倉真まちづくり委員会河川環境研究部」では、農村と都市との交流を目標に、田植えや稲刈り、じゃがいも掘りなど「食と農の大切さ体験」に取り組んでいます。


植樹活動

「時ノ寿の森づくり」と地域資源を活かす取組

本地域では、地元出身者で組織されるNPO法人「時ノ寿の森クラブ」が中心となって間伐を施さなければならない山の整備や森林の保全を行っています。「子どもたちの未来のための森林保全」を掲げ、徐々に昔の里山の風景が戻ってきました。また、地域では、米や倉真茶、自然薯や椎茸等の農産物や温泉などの地域資源をPRし、観光面でも都市と農村の交流が図られるよう工夫した活動を行っています。