清沢レモン
新名物きよさわレモン

お茶・棚田・清沢レモンの郷づくり

清沢では先人達から受け継いだ傾斜地を利用して、様々な農産品を育ててきました。段々畑のお茶、稲穂の揺れる棚田。伝統を大切に守りながら、新たなことにもチャレンジしています。近年、栽培を始めたレモンが実る姿も、ここを訪れる人の目を楽しませてくれます。黒俣川が歩いてすぐ。清流を渡る風に癒されたり、ます釣ができる釣堀もあります。川沿いの土手では例年4月10日~4月中旬に桜が見頃になります。


きよさわ里の駅
きよさわ里の駅で地元の味を

きよさわ里の駅名物といえば

きよさわ里の駅は地域の農家を中心に運営しています。こちらの名物は、「清沢よもぎきんつば」。日本のハーブの代表でもある、香りの良いよもぎをふんだんに使った生地に、程よい甘さのあんこが後を引く美味しさです。午後2時頃には売切れてしまうこともあります。また、レモンを使った特産品づくりも行なっており、「清沢式ぶっかけレモン」は大人気商品です。女性を中心に、サラダや肉料理に合う万能調味料として親しまれています。猪肉を使ったコロッケや肉まん、定食やおそばなど、清沢のおかあさんの味もお楽しみください。地域で収穫された新鮮な野菜も購入できます。


一緒にお茶摘みをしながらの婚活イベント
お茶摘み婚活イベント

清沢のイベントで素敵な出会いを!

きよさわ里の駅では年間を通して大人も子供も楽しめる様々なイベント・体験教室を開催しています。農産物の収穫体験、きんつば作りやこんにゃく作り、そばうち体験など、盛りだくさん。
2月中旬にはぼたん(猪肉)祭を開催。清沢の冬の空気を体感した後は、餅つきに参加して体を動かして、温か~い汁物や猪焼肉で体もポカポカに。
4月は里の駅周年イベント、5月下旬はお茶感謝祭。11月の第2土曜日は清沢ふるさと祭があり、伝統芸能の神楽が披露されます。邑人との楽しい出会いが待っています。
婚活イベントでは運命の人と巡り合えるかも!イベント情報はきよさわ里の駅ホームページをご覧下さい。


清沢の神楽
清沢の神楽(静岡県無形民俗文化財)

静岡県無形民俗文化財『清沢の神楽』

清沢神楽は江戸時代後期から行われてきたと言われています。秋の例祭の夜には、太鼓と神楽笛の音色が清沢に響きます。
駿河神楽の中でも、華やかで芸術性が高いと言われている清沢の神楽。演目ごとに異なる舞が舞われます。清沢神楽保存会が中心となって保存を行っています。清沢の小学生は5.6年生になると神楽を学び、古から続く神事を、地域全体で次世代に継承し守っています。静岡県無形民俗文化財に指定されています。


「結」のこころが今も残るホッとする邑
「結」のこころが今も残るホッとする邑

山と茶園に囲まれた小さな集落

大沢は玉川地区内にあり、安倍川の支流である西河内川上流部に位置します。全方位を霧深い山と茶畑に囲まれた、戸数23戸の小さな集落です。
清流と豊かな緑に恵まれた農山村で、お茶の生産には特に力を入れており、茶園の総面積は9ヘクタールにもおよびます。さらに、地区内のほとんどの世帯でお茶を作っており、全世帯数23戸の小さな集落にもかかわらず、13軒もの茶工場があります。


温かなおもてなし
温かなおもてなし

邑のおもてなし「縁側カフェ」

平成25年6月より始まった「縁側カフェ」は、町内全戸の協力の下に運営されています。市街地からお客を招き、交流を楽しみつつ、緑茶に親しんでもらうことができる“おもてなし”の取り組みで、季節ごとのお茶請け、自慢の柏餅、大沢で採れた新鮮野菜料理なども楽しむことができます。毎月2回の開催時には、地区の人口より多くの人が訪れます。「縁側カフェ」は大沢のお年寄りに元気を与え、地域の活性化につながっています。
開催日などの情報は大沢振興会の公式ホームページでご確認ください。


美味しいお茶は深い霧が育みます
美味しいお茶は深い霧が育みます

香り高いお茶と豊富な山の幸

大沢は香り高く味の引き締まったお茶を生み出す名産地です。朝晩の寒暖差が大きく、深い霧がよく降りるという特有の気候条件がその味を育んでいます。
毎春先にワラビ、タラの芽、沢フキ等、美味しい山菜がたくさん採れます。天ぷらよし和え物よし煮物よし。椎茸は露地栽培で春先と晩秋のみ収穫します。そのため香り豊かな椎茸本来の味が楽しめます。大沢の清水で育つ山葵の豊かな香りと辛味は絶品です。


歴史ある本山茶
歴史ある本山茶

清流が流れるお茶栽培発祥の郷

藁科川の上流部に位置し、清らかな水と豊かな緑に囲まれた個性的な8地域からなる、山あいの静かな郷です。聖一国師が禅宗の修行のために宋に渡った後に帰国し、故郷の栃沢に立ち寄った際、中国から持ち帰ったお茶の実を足久保にまいたことから、静岡で茶の栽培が始まったと伝えられています。
邑では、本山茶のブランドで地域の特産となっています。七ツ峰を最高峰に周囲をぐるりと山で囲まれた緑豊かな山村では、椎茸の他、寒冷な気候を利用した赤カブの栽培も手掛けられ、茶、椎茸と並ぶ地域の特産品となっています。
赤カブ漬けや椎茸羊羹、地元で栽培した大豆を使った豆腐やおからドーナッツを生産しています。
最近では、大川産の在来ソバと地域の小麦粉を使った蕎麦づくりを行い、湯ノ島会館などの観光拠点と併せPRし、地域の活性化を図っています。


縁側で楽しいひと時を
縁側で楽しいひと時を

大間・縁側カフェ

地域が一体となって中山間地域の振興に取り組んでおり、特に、毎月第1・3日曜日に開催される「大間・縁側お茶カフェ」では、雄大な眺めと、はずむ会話で、街中では味わえない“ちょっぴり贅沢な時間”を楽むことができます。大間集落の5世帯が縁側を解放し、お客さんをおもてなしします。用意されているのはおいしいお茶とお茶うけ、そして地域の人との楽しい会話。のんびりと縁側に座って、景色を眺めたり、おしゃべりをして、陽だまりの中、癒しの時間を楽めます。


賑わう日向の七草祭り
賑わう日向の七草祭り

子育てにやさしい地域づくりを目指しています

県の文化財に指定されている日向の七草祭り。旧暦の1月7日に福田寺観音堂にて行われます。祭りは午前中の日の出の祈祷と、田遊びが行われる夜祭りで構成されます。メインの夜祭りは、にぎやかにかつおごそかに行われ、毎年多くの見物客で賑わっています。春の大川お茶祭り、地区毎に伝承されている神楽など、地域の強いつながりが感じられます。
地域に子供が少ないので、若夫婦が移住してきてくれることをめざし、移住促進活動に力を注いでいます。子育てにやさしい地域づくりが目標です。ぜひ一度、奥藁科・大川地域へお越しください。


お茶処、鵜網
鵜網地区に広がるお茶畑

雄大な大井川と神座鵜網の眺め

神座鵜網は雄大な大井川に沿って広がる地域です。鵜網はお茶の名産地、神座はミカンやバラの栽培が盛んです。
神座の地名はその昔、大蛇の頭(神の座)がこの辺りに流れ着いたという伝説に由来しています。
大井川に架かる水路橋は人や車も通れますが、足元には各地域に供給される水が通っています。穏やかな邑から望む雄大な川と水路橋の風景も神座鵜網の自慢です。河川敷(駐車場有)から対岸を走る大井川鉄道のSLも眺めることができます。


毎週日曜開催のそうずら市
「そうずら市」は新鮮な農産物がそろいます

日曜朝市「そうずら市」

神座鵜網の農産物の購入は毎週日曜の朝6時から神座小学校前で開催されているそうずら市がおすすめです。
鵜網ではお茶処で有名で、神座ではミカン、イチジクなど旬の美味しい果物や野菜が栽培されています。市では新鮮な農産物の他、大福、柏餅や朴葉焼きなど手作りの季節の味を楽しめ、花の販売があることもあります。
神座のバラ栽培は良質で形の良いものが生産され、静岡県のバラ出荷量の16%を占めています。JAおおいがわのまんさい館でも神座鵜網の農産物を購入できます。道路沿いの無人販売所も取れたての美味しいミカンを購入できます。(そうずら市の場所はページ上部のマップを参照してください)


大井神社「秋の祭礼」
伝統的な大井神社の秋の祭礼

神座手づくり紙芝居グループ

神座には手づくり紙芝居グループ「あったとさ」があります。
設立者、北川忠雄さんは故郷を愛し、郷土の歴史を子供達や若者たちに伝えて行きたいという思いで紙芝居の制作を始めました。
紙芝居はこの地区に古老から語り継がれてきた伝説や民話を手づくりで描き、小学校をはじめ各地で公演され、18年には静岡県地域文化活動奨励賞を受賞されています。
また、神座鵜網の集落を守る大井神社で毎年秋に開催される祭礼は、古から続く伝統で、天狗が登場します。一般の方も見物できます。

清流と暮らす邑
清流と暮らす邑

越地の開田と切り割り

農業に欠かせない水が豊富で、茶、米を中心に今では懐かしい田圃のレンゲ畑を再現し、そこで遊ぶ子供たち、山菜や木の実、カモシカ等の動物に触れあうことができ、朝は野鳥のさえずりで目を覚ます。そんな自然があふれる地域です。大井川の支流家山川の畔に位置した自然に恵まれた地域です。しかしこの自然は元から存在したものではありません。江戸時代末期までは、大雨が降るたびに川の水があふれ、家や田畑が流されていました。
この状況を憂いた家山地区の医師村松周庵は、2年の歳月をかけで岩山を砕き、川の流れを変えました。さらに、3,000メートルほどの堤防を築いたり、10ヘクタールほどの新田を作ることで、水害の苦しみから村人を救ったと伝えられています。


懐かしいレンゲ畑が広がります
懐かしいレンゲ畑が広がります

レンゲ畑からとれた米

地域の農村資源や環境を守るべく、自治会を中心とした4つの町内会により地域活動が計画されています。 現在は、井水の会、子供会、花の会、消防団、老人会などの組織と自治会が連携し、農業用施設の管理や補修、地域の花壇への植栽、レンゲ畑での保育園児との交流などの活動が行われています。地域の自然やレンゲ畑を通じた地域住民の交流は、新たな農作物の導入や従来品の発展などの取り組みに繋がっています。
最近では、レンゲ畑でとれた米を「レンゲ米」と名付け、販売も行っています。レンゲ米を契機とした今後の地域の農業の変化が期待されます。


ノスタルジックな邑のシンボル
ノスタルジックな邑のシンボル

越地ならではの見所

家山トンネルを越えて300mほど行った道沿いに、屋根が三角形で見張り台が円形の櫓があります。
半鐘や螺旋状のはしご階段、ホースを干すための滑車などが現存し、邑にノスタルジックな雰囲気をかもし出しています。昔懐かしい火の見櫓です。
野守の池は大井川の三日月湖で、島原の遊女野守太夫 (のもりだゆう)と夢窓国師(むそうこくし)の悲恋物語が伝えられています。春には桜がと花菖蒲が美しく咲き乱れ,ヘラブナ釣りや散歩を楽しむ家族連れが多く訪れます。毎年8月15日には「野守まつり」が開催されます。

地域住民総出で環境美化活動
地域住民が協力して環境美化に取り組んでいます

歴史ある水田の邑

上小杉地区に広がる水田は、平安鎌倉時代の伊勢神宮の荘園小杉御厨跡です。古くから伝わる水田は、今も稲作が行われ、米農家の間では「大井川の伏流水と豊かな土壌がおいしい米を育てる」と言われています。この美田を守るため、子供会や自治会が協力し、「中の島地域環境保全活動組織」が保全活動を行っています。


神相撲
神相撲

次世代に継承される伝統

地域にある上小杉八幡宮では毎年10月にその年に生まれた晴れ着姿の男子2名が、神官の行司で立ち会う神相撲や、地元から選ばれた青年が綿の袴姿で、徒歩による流鏑馬式を行います。神相撲では、可愛らしい赤ちゃんの姿に立会人、見物人が皆笑顔になる微笑ましい神事です。地域全体で伝統を再現し、次世代に継承しています。


歴史ある水田地帯の美味しいお米
歴史ある水田地帯で栽培される美味しいお米

安心安全の野菜が買えます

中の島地区の農産物生産者は近隣のファーマーズマーケットでの出荷販売を通じ、地場農産物等の生産拡大と地域農業の振興を目指すとともに、消費者と農家の交流活動を進めています。お米の他、とれたて新鮮な特産物はJAおおいがわ まんさいかんなどで購入できます。歴史ある水田地区に住む地元の小学生にも、稲作体験を通じて田んぼの役割や、生き物の事、食について改めて学べるようにしています。

麦畑はコスモス畑に変身
麦畑はコスモス畑に変身

偉大な流れ大井川と報徳精神が育むコスモスの里

大井川の下流左岸に位置する西島地域では、平成11年から地域内外の人々に楽しんでもらうため、コスモスの植栽をはじめました。さらに、「ふじのくに美農里プロジェクト」を通して活動を広げ、地域住民と一緒にコスモスの栽培やビオトープでのメダカの飼育を行っています。
西島地域はコスモスの里として定着し、平成23年には周辺名所旧跡などの地域資源を巡るバスツアー「地域再発見の旅」のコースにもなっています。特にコスモス畑は参加者に大変好評で、口コミにより年々コスモスが咲く時期の訪問者が増加しています。


かつての面影、舟形屋敷
かつての面影、舟形屋敷

偉大な流れ「大井川」の水防の歴史

大井とは「偉大な流れ」という意味ですが、一旦洪水ともなれば下流の住民にとってはそれは恐ろしいものでした。現在の堤防は明治29年に完成しましたが、それまでは志太南部を奔流していたため、人々はその間の微高地に田を開き民家を点在させていました。西島や下流の飯淵地区は、大井川の流れが特に激しい地域であったため、大井川の氾濫に備えて、自分の家屋敷を洪水から守るための「舟型屋敷」が点在していました。現在では強大な堤防の建設、土地改良事業や道路網の整備により、舟型屋敷はほとんど見られなくなりました。西島報徳社が地区の農業の活性化を目的として創立されました。
明治中ごろに現在の大井川の堤防が建設されたことは、地域の発展に大きく貢献しました。


歴史ある俳句碑
歴史ある俳句碑

歴史ある句碑、現代の歌碑

俳人笑山、秋富、雪岡らがつくった同人組織「六鯨舎」。その笑山の辞世の笑山句碑が西島自治会館敷地の福寿院廃寺墓地にあります。この句碑は六鯨舎の同人が寛文十年(1798年)に建立し、俳句碑としては志太地区でも最も古いもののひとつです。
現代の物では県内の地名が散りばめられた歌詞が印象的な、氷川きよしのヒット曲「大井追っかけ音二郎」の歌碑が旧大井川町民の有志の募金によって大井川陸上競技場の構内に建立されました。

藤枝市殿の朝比奈大龍勢
歴史ある朝比奈龍勢

迫力の「のろし」朝比奈大龍勢

静岡県指定無形民俗文化の朝比奈大龍勢。戦国時代に朝比奈城と朝日山城の連絡手段として上げられていたのろしが起源となっています。殿、新舟、桂島、羽佐間、宮島、小園、玉取の各地域がそれぞれに打ち上げ、全部で30発の白煙が空に向かって打ち上げられます。2年に一度のこの行事は、満開のコスモス畑の中で行われます。開催情報は藤枝市ホームページをご覧下さい。
見事なコスモス畑は殿地区の秋の風物詩です。地域の大人から子供まで皆で協力して種まきや種取をし、ピンクの愛らしいコスモスを咲かせています。毎年9月下旬から10月中旬頃が見頃です。コスモスの花の時期にはイベントが開催され、地場産品を購入できます。毎年、栽培する場所が変わりますが、殿公会堂周辺を目指して行くと、案内板が出ています。


藤枝市殿地区の虫送り
夏の伝統行事、虫送り

次世代に伝える夏の伝統行事

殿地区では毎年8月23日に伝統行事の「虫送り」を行います。鐘を鳴らしながら、あぜ道に立てた松明に火を灯し、燃える松明に虫が飛び込む習性を利用した、農薬がない時代から続く害虫防除方法です。子供たちも参加して火に飛び込んだ虫の魂を供養し、農産物の豊作を祈願します。祈りの籠められた松明が田畑を照らし、幻想的な情景を見ることができます。
以前は県内各地で見られた農行事ですが、現在では数少ない貴重な風物詩です。


朝比奈玉露の栽培
甘みあるまろやかな味と香りの玉露の産地

地酒「岡部丸」と「朝比奈玉露」、「朝比奈かぶせ茶」、「朝比奈てん茶」などの被覆茶

殿地区周辺では酒米「誉富士」の栽培が盛んです。収穫された酒米は初亀酒造で仕込まれ、純米酒『岡部丸』となります。地域の特産でもあるお米を作る事を小学生も体験し、収穫の喜びを伝えています。また、お茶の栽培も盛んで「朝比奈玉露」は福岡の「八女」京都の「宇治」と並ぶ日本三大玉露の一つです。お茶摘み収穫の前に茶葉を日に当てず栽培した香り高い玉露は道の駅「玉露の里」でも購入できます。


茶畑にスプリンクラーでの散水
茶畑に小さな虹がかかることもあります

見渡す限りの大茶園から望む富士山

明治時代に開拓された牧之原台地の菅山原。
現在では大井川から100m以上の高さをくみ上げた水を使い、大切に育てられた美しい緑の大茶園が広がっています。のんびり歩いて散策しながら、茶畑越しに富士山や伊豆半島、海を望む場所を見つけることもできます。菅山原の茶畑を育む水は、高低差100mの高さを大井川から汲み上げて、用水機場から各畑に行き渡るように整備されています。茶畑を潤すために3月から4月頃、スプリンクラーで散水しますので、天気の良い日は茶畑にかかる小さな虹を見つけることができるかも知れません。
この茶所静岡らしい景観を残すために、協力し合い、地域一丸となって、茶畑の保存に力を入れています。皆さんが急須に入れて飲んだ一杯のお茶も、この風景を守る力になります。


菅山原のブランド茶「望」
美味しい菅山原の深蒸し茶

伝統のお茶

菅山原地域では、美味しいお茶を作るために、年間を通して水や温度、土の管理などを丁寧に行い、大切に育てています。4月から5月に一番茶の収穫をします。JAハイナン独自の基準をクリアした茶葉は、静岡食セレクション認定を受けているブランド茶「望」として販売されています。散策をしていると、小さな農産物の無人販売所やお茶の直売をしているところもあります。


菅山原環境美化活動
住まう人も訪れる人も綺麗な花で癒されます

環境美化活動にも力を入れています

国道473号バイパス菅山インターチェンジから県道242号線に向かい、油田の里公園入口を過ぎた先の右手にきれいな花壇があります。季節の花がここを訪れる人、住まう人の目を楽しませてくれます。茶農家以外の人も協力し、ゴミ拾いなどの活動を行っています。農業用貯水池の清掃、花壇の管理など、地域全体で環境美化活動に力を入れています。次代を担う子供達にも、学習を通して水源のない台地の菅山原での水の大切さなどを伝えています。

50年の歴史ある吉田のレタス栽培収穫
シャキシャキで美味しい吉田町のレタス

展望台小山城から絶景を望めます

奈良・平安時代に条里制が行なわれ、町指定文化財「条里制遺跡」と指定された吉田田んぼ。条里制は土地を正確に区分するために行われた制度で、縦を条、横を里として、これに番号をつけて区分されていました。
その吉田田んぼの北側に展望台として築城された「展望台小山城」。吉田田んぼはもちろん、富士山や大井川が見渡せます。
吉田田んぼのレタス畑から眺める富士山も絶景ですが、展望台小山城から眺める吉田田んぼも是非御覧ください。


シャキシャキのレタス
シャキシャキのレタス

歴史あるレタス栽培

昭和30年、米の裏作である麦に代わる葉菜類の栽培が役場、農協の協力を得て中部農業改良普及事務所が始めました。
その中で一番良く育ったレタスは日本に中流していたアメリカ軍の人々の目に留まり、よく売れるようになりました。温暖な気候と1級河川大井川の伏流水により育てられたシャキシャキとしたレタスは、東京市場でも人気を得ている作物です。


レタスメンチカツ・太巻寿司
レタスメンチカツ・太巻寿司

レタスメンチカツや吉田まきを是非御賞味ください!

温暖な気候と大井川の伏流水により作られたしゃきしゃきのレタスを使った「レタスメンチカツ」とこのレタスメンチカツをご飯と海苔で巻いた「太巻寿司」は、毎週水・日曜日に朝市と毎年11月3日開催の町産業イベント「小山城まつり」において、JAハイナン女性部なでしこ会により販売されていて、人気商品です。
その他、吉田町商工会青年部により開発された吉田町の特産品(うなぎ、シラス、レタス)の食材を使用した「吉田まき」があり、町内各飲食店でオリジナルの「吉田まき」を楽しむことができます。是非御賞味ください。


徳山神楽
9番目の舞いではお菓子が撒かれます。

「徳山の盆踊り」と「徳山神楽」

「徳山の盆踊」は国指定重要無形民俗文化財。8月15日の夜に浅間神社で奉納されます。少女たちが踊る古風で優雅な踊り「ヒーヤイ」、一番古い台本に宝暦九年(1759年)との記録がある「抂言」、鹿の面やヒョットコ面をつけた少年たちが踊る「鹿ん舞」の3部で構成されています。古より続く文化を地域で代々伝承し、守っています。ちょっと変わった浅間神社の佇まいも必見です。
「徳山神楽」は静岡県指定無形民俗文化財。10月初旬の夜に徳山神社で奉納されます。江戸時代前期から続く神楽で、降神式から始まり、湯立神事、火伏神事、昇神式までが連続して15の舞が奉納されます。このように多くの演目が一貫した儀式として残っている神楽は珍しく、大変貴重なものとされています。見物の子供達がワクワク、ソワソワし始めたら9番目の舞の始まりが近づいています。なぜなら、恵比寿様と大黒様が子供達にお菓子を撒いてくれるのです。徳山っ子達の楽しみの一つになっています。


駿河徳山ときどん池からのSL
ときどんの池からは花畑を走りぬけるSLを見られます

ときどんの池とSL

大井川鉄道駿河徳山駅や周辺の踏切、道端から見える情景は徳山の自慢の一つ。
汽笛が聞こえたら、駿河徳山駅にSLが近づいてくる合図です。安全な場所に移動して見物のご準備を。駿河徳山駅は通過駅なので、音も姿も迫力満点なSLが白煙を上げながら、目の前を走りぬけて行きます。
駅から徒歩5分の「ときどんの池」からも、四季折々に咲く花や、水車越しにSLが見えます。こちらにある蛍ドームでは、「ときどんの池ホタルを育てる会」の皆さんが地域の子供達と大切にホタルを育てています。美しい光の乱舞が初夏の風物詩となっています。見頃は川根本町のホームページのお知らせでご確認下さい。駿河徳山駅(トイレ有)の前にある駐車場利用が便利です。(駅から徒歩5分)ときどんの池にはトイレがありませんので、お気をつけ下さい。


川根本町「徳山桜まつり」
県立川根高校沿いの枝垂桜並木

枝垂桜の名所

毎年、多くの人が訪れる「徳山桜まつり」。ときどん池に向かう道や、川根本町町営サッカー場沿いの桃沢のソメイヨシノのトンネルも美しいですが、徳山の桜といえば、見事な枝垂桜も有名です。県立川根高校沿いや愛宕地蔵堂に、濃いピンク色の枝垂桜が見事な花を咲かせます。特産品の手もみ茶の実演や野点のほか、川根高校の学生による演奏会、様々な出店やイベントで楽しめます。一番綺麗な桜を楽しんでもらおうと、開花状況に合わせてお祭の日程が決まります。桜の見頃、お祭りの開催日は川根本町のホームページでご確認ください。


自然がいっぱい、のどかな景観
自然がいっぱい、のどかな景観

川根茶最北産地の山間の桃源郷

大井川上流に注ぐ寸又川に生きづく箱庭のような集落では、お茶と人がやさしくもてなしてくれます。川の蛇行後に形成された池の谷集落と対岸の閑蔵集落は吊り橋によって結ばれています。
寸又川の蛇行切断による河道跡の上流部はキャンプ場、下流部は農地として利用されています。
映画の舞台ともなった山村景観は、心地よい緑のシャワーと、爽やかな風を五感で感じる空間です。


人気のキャンプ場
人気のキャンプ場

キャンプも鉄道もスリルも満喫

集落は全7戸で形成されていますが、全戸で農林道、簡易水道等のインフラ管理を行っています。また、池の谷キャンプ場の運営・管理も集落が行っています。キャンプ場には、約2ヘクタールのテントサイトと7棟のバンガローがあり、年間約2千人の利用者が訪れています。
池の谷の吊り橋は池の谷集落と閑蔵集落の懸け橋となっており、長さ104m、高さが13mと大井川の吊橋の中では平均的な規模ですが、通行する際の揺れ度は大きくスリル性は他の吊り橋に引けを取りません。
南アルプスあぷとラインは歯車を利用して急勾配をの坂を登る鉄道で、スイスなどの山岳鉄道で活躍しています。大井川鉄道井川線の1.4km区間には日本では唯一のアプト式鉄道が採用され、今日も力強く走っています。池の谷・閑蔵集落の最寄駅の土本駅まで徒歩20分程です。


産地で飲むと美味しさ倍増です
産地で飲むと美味しさ倍増です

おもてなしあふれる 高品位な川根茶

本邑は川根茶の産地としては最も北に位置しています。川根山地特有の自然の恵みを生かし、減農薬に努めた循環型農業で高品位な川根茶を生産しており、全国茶品評会では産地賞を受賞するなど、高評価を得ています。
また、平成24年からは、自園自製で日々上質な茶を作ることに情熱を注ぐ農家が、丹精込めて作った川根茶を無料でふるまう「川根茶茶縁喫茶」を実施しています。
人手不足の解消と都市農村交流を進めるため、平成12年より援農隊「ボラバイト」受入を開始し、これまで北海道から沖縄まで多くの若者が自然と人に触れ合いながら農作業に参加しました。