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令和2年度 連合奨励賞受賞邑(4邑)
「時勢に対応した新たな協働による『石部の棚田』保全活動」
市町 |
松崎町 |
活動名 |
棚田地域振興法施行を契機とした、新たな主体との協働による「石部の棚田」の地域活動 |
活動の概要 |
棚田振興地域の指定を全国初で受け、法に基づく協議会「石部棚田振興協議会」を県内初設立した。飲料メーカーと協働し、売上の一部が棚田に寄付される自販機を設置。保全活動で不足する棚田保全組織人材を、周辺地域から募集する有償ボランティア「いしび隊」を組織、活動するとともに、コロナ禍において町内の営業休止中の事業者等と農作業を実施した。
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評価点 |
棚田振興地域の指定を契機に、新たな協働体制を構築し活動を展開している。新たに飲料メーカーと協働し設置した自販機は、継続的な取り組み方法として期待ができる。さらに、従来の担い手である棚田オーナーがコロナ禍で確保できないなか、時勢に対応した新たな主体を巻き込み「石部の棚田」の保全を推し進めている。
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「地区内外の『縁』により広がる地域づくりの輪」
市町 |
川根本町 |
活動名 |
地区の宝「縁結びの御薬師様」60年に一度の大祭の継承とクラウドファンディングによる修復 |
活動の概要 |
地域に伝わる「佐澤薬師」の縁結びにまつわる伝説や、縁結びに関りのある地域資源を活かし、「婚活ツアー」や「ウォーキングイベント」を開催している。2020年(庚子)、地域の宝である「佐澤薬師堂」の60年に一度の大祭を、地域の謂れに基づき継承、実施した。また、クラウドファンディングにより、薬師堂御本尊の修復を実施した。
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評価点 |
地域住民とした「くのわき未来の会」などが中心となり、佐澤薬師の民話や地名といった「縁結び」にゆかりのある地域性を活かした交流人口拡大の取組が行われている。
「佐澤薬師堂」の大祭、クラウドファンディングを活用した修繕など、地区内外の「縁」による地域づくりの輪が広がっている点が評価できる。
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「小國神社の下で、世代を超え受け継がれる文化と風土」
市町 |
森町 |
活動名 |
小國神社の下で受け継がれる文化と風土を守る農村景観保全活動の展開 |
活動の概要 |
小國神社の下で受け継がれる文化と風土を守る取り組みを行うことで、美しい農村景観を創造している。地区内に対しては、地元小学生を対象とした生き物調査のほか、シニアクラブによる幼稚園児の農業体験を実施。地区外に対しては、小國神社を中心とした地域の歴史や魅力、農村景観の保全活動を紹介する動画を制作し、地域の魅力を発信している。
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評価点 |
「一宮の水と環境を守る会」が中心となり、遠州一宮小國神社のもと受け継がれてきた美しい農村景観が守られている。
小学生対象の生き物講座、シニアクラブによる幼稚園児の農業体験といった活動が長年継続されてきたことにより、地域の暮らしに馴染んだ取り組みとして世代を超えた繋がりと愛着心が育まれているほか、地域外への魅力発信も始まり、地域づくりの展開に期待が持てる。
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「地域の伝統行事『すココン』を、商工会や学生と共に祭りとして復活」
市町 |
浜松市 |
活動名 |
地域活性化プロジェクト「らびりんすゆうとう」
~地域の「伝統・文化」を子どもたちに継承する、楽しく賑やかな邑づくり~ |
活動の概要 |
古くから伝わり、一度途絶えた地域の伝統行事「すココン」を活用した地域活性化の取組を実施。浜名湖の恵と農業が盛んな特色を活かし、地域を巻き込んだ活動(田植え体験、おにぎらず体験、筍掘り体験等)を展開。地域住民有志で古き良き文化を後世に継承しながら、地域内の新旧住民の結びつきを強め、地域活性化に繋げている。
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評価点 |
雄踏町を愛する有志による「らびりんすゆうとう」が中心となり、地域活性化のための取組を行っている。半世紀前に一度途絶えた地域の伝統行事「すココン」を、商工会や学生と共に祭りとして復活させたほか、地域ブランド米「やら米か」の栽培、一社一村しずおか運動によるホテルとの協働活動など農業を通じた地域の魅力発信を通じ、住民が地域を誇りに思えるような地域づくりが進んでいる点が評価できる。 |
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