朝比奈川堤の「山の手桜」

花の香りに包まれる初春の方ノ上

方ノ上は、初春になると蝋梅や河津桜が咲くとても景色の美しい地域で、春の心地よい日差しと花の香りが訪れる人を出迎えます。方ノ上では地区内で咲き誇っていた蝋梅の古木から育てた苗木を各家庭に配布しており、花と香りに包まれる住みよい快適なまちづくりが進んでいます。
また、地区内を流れる朝比奈川の堤防沿いには桜並木があり、毎年たくさんの見物客が訪れます。


地域で採れた古代米で餅つき大会

地域への愛着を育む取組

本地域では、多面的機能支払組織が中心となり、地域の良さの再認識や地域への愛着を育むため、農業者と地域住民との交流活動を盛んに行っています。特に、子供たちが中心となって取り組む地域の古代米を使った餅つき大会や、「ホタルの舞う里づくり」に向けた幼虫やカワニナの放流では、大人から子供まで地域一体となって取り組んでいます。


みのりマーケット

地域の農業振興

本地域では、農産物等を販売する「みのりマーケット」が開催されており、顔が見える農産物の販売を通じて、住民同士の親睦が深まっています。さらに、「山の手未来の会」が主催する「さくら祭」には、地域住民だけでなく、大勢の観光客が訪れ、祭りで販売されるミカンやシイタケ等の販売が大変好評です。こうした継続的な取り組みは、地域の農業の振興にも繋がっています。

夢のかけ橋

風光明媚な天竜の自然

本地域は、四方を天竜美林が囲み、茶畑が山肌を覆う自然豊かな地域です。地域の観光スポットである船明ダム湖にかかる「夢のかけ橋」からは、悠々と流れる天竜川と緑深い山々を見ることができ、夏はレジャースポットとして、秋は紅葉スポットとして多くの観光客が訪れます。


地場産品販売
小麦まんじゅう
花桃御膳

道の駅「花桃の里」

道の駅「花桃の里」は、全国にある秋葉神社の起源となった神社「秋葉山本宮秋葉神社」の玄関口にあり、多くの観光客が訪れます。特に、天竜の景色を見ながら食べる「花桃の里」自慢の手作り饅頭やランチ、無料でふるまわれる天竜茶が大変人気で、お食事・休憩の拠点施設として利用されています。また、天竜茶や天竜美林を使った木工品、季節によって販売される山菜などの地場産品販売コーナーもあります。


花桃まつり

花の香り漂う「花桃の里」

本地域では、2haの農地に花桃の苗が植栽されており、毎年3月ごろになると「花桃まつり」が開催されます。時期になると500本以上の花桃が一気に桃色に色づき、花桃の里周辺が薄いピンクに色づきます。花桃で染め上げられる華やかな風景を楽しもうと、多くの方々がこの地域を訪れ、賑わいます。


深良用水の設備

世界かんがい施設遺産「深良用水」

深良用水は、江戸時代の初めころまで用水確保が困難であった駿東地域に、芦ノ湖の湖水を箱根外輪山の湖尻峠の下を水路トンネルで導水するため、1670年に造成された農業用水です。この水路トンネルは、深良用水隧道と呼ばれ、現在も地域の農業を支える重要な施設となっています。この深良用水は、平成26年に世界かんがい施設遺産に登録されました。


深良用水まつり仮装行列の様子

深良用水に感謝する

本地域では、4月に「深良用水まつり」、11月に「深良地区コミュニティまつり」を実施しています。「深良用水まつり」では、深良用水完成当時の衣装に地域住民が扮し、地域内を仮装行列するほか、早乙女衣裳の女性たちによるお田植え初めが披露されます。「深良地区コミュニティまつり」は、各地域から様々な団体が出店し、楽器演奏や、農産物販売等が行われます。どちらの祭でも、餅まきが行われており、餅まきに使用される餅米は深良用水で育てられたもので、地域内の交流を深めるイベントとして開催されています。


小学校と連携した農作業風景

みんなで深良用水を守る

多面的機能支払組織「深良地区美しい水と緑の保全の会」では、深良用水の施設や用水がかんがいされる農地の保全に取り組んでいます。さらに、遊休農地を活用し、地区の小学校・幼稚園と連携して「稲作体験」や「芋ほり体験」に取り組んでいます。
また、深良用水周辺自治会では、かつてアマゴが生息していた川に復元しようと稚魚の放流にも取り組み、全国疎水百選に選定されている「深良用水」を地域全体で保全しています。

静岡県天然記念物 トキワマンサク

トキワマンサクの群生地

本地域は、湖西市の北東部に位置し、豊かな山々と整備されたほ場が並ぶ自然豊かな地域です。また、この地域の特徴として、トキワマンサクの群生地があります。例年4月になると、「トキワマンサクまつり」が行われ、県内外から多くの観光客が訪れます。「トキワマンサクまつり」では、トキワマンサクの苗販売や、夜間のライトアップなどが行われ、昼間とは異なる幻想的な風景が人気です。


遊休農地を活用したとうもろこし

地域一体となって行う景観づくり

本地域では、多面的機能支払組織「神座里山多夢の会」を中心に、地元耕作組合や子供会、老人会、婦人会などと協働し、遊休農地を活用した食物や景観植物の植栽活動を行っています。遊休農地では、イチジクやとうもろこし、コスモス、菜の花などが植栽され、花々の見頃になると観賞会が行われます。観賞会を通じ、地域内の交流が深まっています。


摩利支天を祀る東雲寺

歴史ある東雲寺

本地域には、勝負必勝の神様として有名な摩利支天を祀る東雲寺があります。東雲寺は、安産・航海・大漁・勝負の神様としての信仰も集めており、悲願達成のために多くの方が訪れる歴史ある場所です。毎年2月に行われる大祭の際には、名物の植木の初市などが開かれています。

農地の保全管理活動

良質な米作りが行われている水田地帯

本地域は、二級河川太田川の中流域に広がる水田地帯で、昭和40~50年代の土地改良事業により用排分離された圃場で良質な米作りが営まれてきました。地区内は、集落単位の農家が組織されており、用水管理や地域住民全体による水路の泥上げなど協働活動が根付いており、農業用排水路には貴重な水生生物が見られます。


田んぼの楽校

地域の子供たちに食の大切さを伝える「田んぼの楽校」

地域では、水田環境の維持と食の大切さについて地域を担う子供たちに教えるため、「田んぼの楽校」という食育活動を行っています。これは、地元の小学校と連携して15年続く恒例行事となっています。小学校の半数の生徒が毎年この活動に関わっており、2年生は野菜、3年生は大豆、5年生は米づくりに挑戦します。肥料散布から種まき、収穫に至るまで一連の作業を体験し、秋には収穫祭も開催しています。また、同楽校では毎年年末にしめ縄づくりを行うなど、農業体験だけでなく農村文化の伝承を通じて地域の絆を強くする取り組みが行われています。


フルティカトマト栽培

遊休農地や空き温室の活用

本地域では、専業農家による遊休農地や空き温室の活用が進み、専業農家の規模拡大が図られています。温室では、メロンや糖度が高く食感の良いフルティカトマトが栽培されており、複合経営が推進されています。

報徳神社

温泉のある歴史深い農村地域

本地域は、粟ヶ岳の西側に位置し、倉真川の清流に沿って茶畑や水田、集落が点在しています。新幹線掛川駅から15分という立地で、明治に開かれて現在3件あるという倉真温泉は地域の自慢となっています。地域の中には、報徳思想の祖二宮尊徳と遠州地域に報徳思想を押し広めた岡田親子の三柱を祭る報徳神社や大宮八幡宮などの歴史深い神社もあり、歴史や温泉を楽しみたい観光客から人気を集めています。


田植え体験

遠州地域の「報徳精神」発祥の地

本地域は、「至誠・勤労・分度・推譲」を美とする遠州地域の報徳精神の発祥の地といわれており、15年前からまちづくりの活動に取り入れながら河川整備や小学生の稲作体験など地域の課題に取り組んできました。多面的機能支払組織「倉真まちづくり委員会河川環境研究部」では、農村と都市との交流を目標に、田植えや稲刈り、じゃがいも掘りなど「食と農の大切さ体験」に取り組んでいます。


植樹活動

「時ノ寿の森づくり」と地域資源を活かす取組

本地域では、地元出身者で組織されるNPO法人「時ノ寿の森クラブ」が中心となって間伐を施さなければならない山の整備や森林の保全を行っています。「子どもたちの未来のための森林保全」を掲げ、徐々に昔の里山の風景が戻ってきました。また、地域では、米や倉真茶、自然薯や椎茸等の農産物や温泉などの地域資源をPRし、観光面でも都市と農村の交流が図られるよう工夫した活動を行っています。


久野脇の整備された茶園

高級銘茶「川根茶」の産地

川根本町南部に位置する久野脇は、大井川の恵みを受けた自然豊かな農村地域で、茶業が盛んです。地域を見渡すと、地域一面が美しく整備・管理された茶園となっており、茶園では高級銘茶「川根茶」が生産されています。
また、「くのわき親水公園キャンプ場」では、久野脇の自然が楽しめ、どこか懐かしい農村風景を彷彿させます。


久野脇佐澤薬師堂
久野脇佐澤薬師堂

良縁をもたらす「佐澤薬師堂」

久野脇の佐澤薬師堂は、古くから民話でも良縁をもたらすとして伝えられています。この薬師様は、大変美男で「妻薬師」とも愛称され、願をかけると良いお嫁さんが授かるともいわれています。また、薬師堂の横には「子持ち石」が祀られ、薬師堂で結ばれた夫婦でなくても子供を授けてくれると伝えられています。久野脇にはこうした「縁」にまつわるパワースポットが多くあります。中でも代表的な佐澤薬師堂を訪れれば、何か新しい出会いが見つかるかもしれません。


地元住民による観光案内

地域活性化をめざした住民ガイド

地域の活性化を目指し、地元住民ガイドを中心に組織されたKM会(くのわき未来の会)が散策ツアーを開催しています。久野脇地区は、恋愛成就にまつわる民話や、良縁をもたらすパワースポットが多く存在するため、「しおごう&くのわき おさんぽMAP~縁結びのパワースポット~」が無料で配架されています。地元を知り尽くした住民ならではのガイドを受ければ、久野脇をより一層楽しむことができるでしょう。

東京農業大学生との古民家再生作業風景

学生たちと取り組む地域の活性化と賑わいづくり

本地区は、島田市の北東部に位置する山村地域で、豊かな自然に恵まれています。清流伊久美川は、川遊びや鮎釣りなどを楽しむ人々にも愛され、多くの釣り人で賑わいます。特認校制度を取り入れた伊久美小学校や、市内の小学生を対象として行うサタデーオープンスクール、東京農業大学の学生と企画運営するお祭りやイベント、古民家再生にも地域が一丸となって取り組み、活性化と賑わいづくりを進めています。


やまゆり膳

農家のお母さんが作る「ふるさとの味」

本地域は、人口減少が進む中にあっても、川釣り客や農産物加工体験施設が整備されたことにより、年間約4万人が訪れます。1999年に整備された農産物加工体験施設「やまゆり」では、煮豆や田舎こんにゃく、味噌やお菓子など農家のお母さんが作る「ふるさとの味」が販売されています。また、予約でしか食べられない「やまゆり膳」をはじめ、つゆがなくても「香りと甘み」で味を楽しめるお蕎麦が大変人気なメニューとなっています。


蕎麦打ち体験

食体験を受付しています

農産物加工体験施設「やまゆり」では、そば打ち体験を受付しています。石臼で引いたそば粉を「こねて」「のばして」「切って」「茹でて」「洗って」「盛り付けて」「食べる」までを体験できます(要予約)。その他にも道具や食材などの用意が不要なバーベキューを受け付けており、農山村風景を見ながら味わうことができるため、大変人気です(要予約)。

川遊び・渓流釣り
ひまわり祭り

豊かな自然

玉川地区は、静岡市の北部、安倍川支流域に位置し、お茶や林業で栄えた地域です。地域内を流れる中河内川は、キャンプ、バーベキュー、川遊びや渓流釣りスポットとしても人気です。
毎年6月になると、地区にある長光寺で、多品種の山あじさいが咲く「長光寺の山あじさい祭り」が開催されます。さらに、8月になると5万本のひまわりが咲く「ひまわり祭り」が開催され、多くの見物客で賑わいます。


多面的機能支払組織による農地の保全活動

企業と連携しながら地域一丸で守る環境

本地区では、豊かな自然を保全して住みよい地域を作りたいと考え、多面的機能支払組織を中心に地域住民と協力しながら農業用施設の清掃や耕作放棄地の解消、ひまわりの種まきなどに取り組んでいます。また、一社一村しずおか運動で㈱季咲亭と連携し、地域農産物を活用した特産品の開発なども行っています。


農業体験(田植え)

農業体験の受け入れ

本地域は、小山町の稲作中心地である北郷地区に位置し、富士山からの湧水が豊富に流れ、経営体育成基盤整備事業による整然と整備された水田が広がる小山町の代表的な農村風景があるところです。事業によって整備されたほ場を継続的に保全するため、多面的機能支払組織「上野美農里の会」を中心に地域一体となって環境の保全に取り組んでいます。また、近隣地区の小学校と連携し、農業体験(田植え・稲刈り)の受け入れを行っています。


ホタルの里

農村風景とホタルの里

本地域の特産品である地域ブランド米「ごてんばこしひかり」や水かけ菜は、富士山からの豊富で清らかな湧水によって育まれています。さらに、富士山の湧水や美しい田園環境はホタルが自生する環境にも適しており、小山町生涯学習センターに隣接する「ホタルの里」では時期になるとホタルを鑑賞することができます。このホタルは、小山町ホタルの里づくり推進協議会が中心となって育成したもので、ホタルの自生地の保全・拡大に取り組んでいます。


道の駅「ふじおやま」

道の駅「ふじおやま」

道の駅「ふじおやま」は、町内の農産物や加工品の販売拠点となっています。「ふじおやま」では、地元の素材を中心に調理されたお弁当やお惣菜の販売のほか、地域のブランド米「ごてんばこしひかり」を使用した定食などが大変人気です。また、道の駅内には、農産物直売所「みくりやの郷」があり、地域農産物や加工品の販売が盛んに行われております。特産物「水かけ菜」は毎年2~3月が出荷時期のピークで、特に「水かけ菜の漬物」は大変人気があります。

ホタルの乱舞

ゲンジボタルの乱舞と足湯に親しむ

本地域にある“奈良本けやき公園”は、「大きなけやきの木」が目印の静かな公園で、広々とした芝生の中に足湯があります。源泉温度は87度で、活性化施設「きぼうのやかた」と共に、疲れを癒す憩いの場にもなっています。また、公園内にはゲンジボタルが生息しており、6月になると「奈良本ホタルの会」と「熱川温泉観光協会」の共催で、夕闇を乱舞する美しいホタルを鑑賞するイベント「ほたる観賞会」が開催されます。


ホタル幼虫の飼育

地域で守る・地域が盛り上げる「ほたる観賞会」

6月になると行われる「ほたる観賞会」は、東伊豆町や町内会、観光協会などが連携して開催されます。地区の小学生は、「奈良本ホタルの会」からホタルの飼育方法を教わる課外授業があり、命の尊さなどを学びながら、一生懸命ホタルの育成に取り組みます。また、「ほたる観賞会」の開催期間中は、地元有志が持ち寄った地場産品も販売され、観光客の好評を得ています。


里の朝市の様子

「農業」を活かした観光

本地域は、丘陵地が海岸線まで迫り、山間部の奈良本けやき公園周辺にニューサマーオレンジやポンカンなど多彩な柑橘作物を栽培する樹園地が広がっています。さらに、観光農園も多く、県内外の方々が観光農園を利用するなど、農業が観光の一部として活かされています。また、地域で生産された農産物は、公園内で開催される里の朝市などによって販売されている他、いちご狩りができる体験農園もあり、県内外からの観光客で賑わいます。

四季折々の豊かな風景

天子ケ岳の里は、東に世界遺産「富士山」、西に天子山系「天子ケ岳」に囲まれた自然豊かな地域です。地域内には、芝川からの清らかな農業用水が流れており、天子ケ岳や水田の四季の移ろいが訪れる人々の心を懐かしい気持ちにさせてくれます。


サツマイモの定植活動
サツマイモの定植活動

農山村の資源を守る協働活動

本地域は、平成22年から「ふじのくに美農里プロジェクト(多面的機能維持支払)」の活動に取り組んでいます。本取組は、農家だけではなく、農家以外の地域住民とも一体的になって農地や農道などの保全や、水田に咲く彼岸花の環境づくりなどを行っています。また、平成23年度から「一社一村しずおか運動」で協定している日本大学生物資源科学部とともに、サツマイモ「黄金千貫」の定植や、水田の除草など協働活動に取り組んでいます。


天子の雫
天子の雫

地域の特産品

富士山や天子ヶ岳の恵みの清流は、地域の特産品である白糸コシヒカリ(献上米)や、水かけ菜、クレソンを育んでいます。さらに、日本大学生物資源科学部と定植したサツマイモ「黄金千貫」は,「天子の雫」と命名された焼酎に加工され,富士錦酒造㈱が販売しています。

畳石式の美しいわさび田
畳石式の美しいわさび田

日本一の水わさびの産地

伊豆市の天城山系は年間雨量が3,000㎜~4,000㎜で、日本有数の多雨地帯です。この豊富な雨は、湧水となって伊豆の水わさびを育てています。本地域の畳石式のわさび田の美しい景観や、豊かな生態系、巧みな栽培技術は、日本農業遺産にも登録されています。水わさびの栽培面積は、本地域が日本一で、水わさび栽培の歴史は250年以上ともいわれています。
JA伊豆の国のホームページへ


わさびの里外観
わさびの里外観
水わさびを使用した加工品
水わさびを使用した加工品

伊豆のわさびを使った特産品

本地域で栽培した水わさびは品質が高く、根茎は「伊豆わさび」としてJA伊豆の国などを通じて広く市場に流通しています。また、わさび漬けやふりかけ、スイーツなどの加工品にも多く使用され、道の駅「天城越え」内にある「天城わさびの里」や、市内のわさび店で購入や加工体験が楽しめる他、天城山の麓に点在するわさび田の周辺で加工品販売や体験を行う店舗が多数あります。


わさびの里の「わさび漬けづくり体験」
わさびの里の「わさび漬けづくり体験」

水わさびの収穫体験と水わさびを食す

水わさびは、「天城わさびの里(伊豆市湯ヶ島)」や「わさびの大見屋(伊豆市地蔵堂)」で、随時わさびの加工体験や収穫体験が可能です。(事前に予約・お問合わせください。)
近年では、修善寺温泉旅館協同組合との連携により、「わさび飯」として伊豆の水わさびの味を宿泊者へ提供しています。

「世界かんがい施設遺産」源兵衛川

豊かな水環境

三島市の南部に位置する中郷地区は、富士山の湧水を水源とする疎水百選や世界かんがい施設遺産に登録されている「源兵衛川」と、ため池百選に選定されている「中郷温水池」によってかんがいされる142haの水田が広がっています。
源兵衛川や、中郷温水池は農業用施設としての役割のみならず、良好な水環境として、多くの人々が訪れる「水の都 三島」を象徴する観光スポットにもなっています。


水辺自然観察会

水環境と生態系を守る地域活動

水田へ水を供給するための起点となる源兵衛川は、中郷用水土地改良区や地域住民、企業、NPO法人グラウンドワーク三島や行政の協働により維持管理が行われています。NPO法人グラウンドワーク三島では、市内の小学生を主対象として、「源兵衛川環境出前講座」の開催や、親子を対象にした自然観察会を実施するなど水環境と豊かな生態系を地域住民で考え、守る取組が行われています。


伊豆・村の駅

地元産の農産物を食べる

地域住民やNPO法人、土地改良区、企業、行政の協働によって守る水環境に育まれたお米や野菜などの農産物は、地産地消の考えのもと、農産物直売所「伊豆・村の駅」で多くの観光客に販売されるほか、JA三島函南に出荷し、市内や県内の学校給食に利用されています。「伊豆村の駅」は伊豆の玄関に位置する観光交流の拠点にもなっています。

コスモスが広がる秋
コスモスが広がる秋

花畑を支えるのは地域の絆

掛川市文化会館シオーネの西側2.3haの花畑が活動場所。「そよかぜ広場は」花畑の名前であり、春は菜の花、夏はヒマワリ、秋はコスモスと、季節ごとに様々な姿を見せる。東大坂花畑管理組合のメンバー14名が主体となり、播種、除草等の花畑の管理を行っている。花畑は出入りと花の摘み取りが自由であり、見頃の時期には多くの人達が訪れて、散策を楽しんでいる。


菜の花の季節
菜の花の季節

春には菜の花試食会も開催

花畑では季節のイベントも開催しており、毎年3月の下旬に、花畑で採れた菜の花を使った料理をふるまう「菜の花試食会」が開催される。