蛭ケ谷の田遊び
蛭ケ谷の田遊び

国の重要無形民俗文化財「蛭ケ谷の田遊び」

鎌倉時代より続けられている「蛭ケ谷の田遊び」は楽器の伴奏
がなく台詞と舞だけで厳かに行われるのが特徴的で、国の
重要無形民俗文化財に指定されており、地元の伝統行事として
頑なに守られている。


美しく保全された農村景観
美しく保全された農村景観

環境美化に力を入れ、豊かな農村の景観づくり

牧之原市の旧相良町に位置し、丘陵地に挟まれた平らな窪地で米を生産し、山間の傾斜地で茶を生産しています。
農地、農道脇では、ふじのくに美農里プロジェクトの活動等により、花の植栽がなされ、美しい農村景観が守られています。


自然薯収穫
自然薯収穫

萩間自然薯研究会

地元の生産農家で組織する「牧之原自然薯ファミリー」の構成団体のひとつであり、毎年、萩間小学校の生徒を対象に、植え付けから収穫までを総合学習の一環として指導を行っています。
 市の特産品である自然薯を生徒たちに知ってもらい、次世代に伝えていくことを目的として実施しています。

斜面に広がる茶園
斜面に広がる茶園

史跡が数多く残る東海道の間の宿

島田市南西部に位置し、菊川沿いに水田が広がり、台地や傾斜地には茶園の広がる地域。中世に栄えた古い宿で、詩歌や伝説に詠まれた歴史ある里として知られており、史跡も多く残る。
 地域住民の共同活動により、草刈りや花の植栽が行われ里山として綺麗に整備されている。


灯りアート
灯りアート

イベントによるコミュニテイづくり

 地域住民の有志でつくる、「ごりやくの会」が中心となり、「ごりやく街道ウォーキング」や「茶の実オイル・灯りアート」などのイベントを開催し、地域活性化と仲間づくりを行っている。
 また、地域内には、陶芸家や彫刻家など芸術家も在住し、お茶とアートをコラボレーションしたイベントも行われている。


さんぽ茶屋
さんぽ茶屋

加工茶の販売

 山間地で生産する深蒸し茶を主要農産物としているが、近年では、紅茶や釜入り茶、抹茶といった、緑茶以外の製造にも力を入れている。さんぽ茶屋では地元の野菜をふんだんに使用した、定食やお弁当がつくられ、雇用の場としても機能している。

浜石岳からの眺望
浜石岳からの眺望

富士山が「日本一」美しく見える浜石岳と八千代の桜

すそのから見える「日本一」美しい富士山が眺望できる『浜石岳』と農地造成した柑橘類の樹園地法面に約350本の八千代桜が咲き乱れる美しい「景観」が自慢の地域です。
 各イベントには、和太鼓や郷土料理等で来訪者に喜んでいただけるよう準備しております。


桜祭りを始めイベントが盛りだくさん
桜祭りを始めイベントが盛りだくさん

美しい景観が誇りの「邑」

本地区は、旧庵原郡由比町の中心に位置し、南には駿河湾、北には富士山を望み、景観に恵まれた地域です。地区内は、畑地帯総合整備事業で整備したほ場にみかんを中心とした柑橘類が栽培され、美しい農村景観を保全しています。浜石岳からの富士山の眺望は、裾野から見える日本一の風景です。地元主催の各イベントに地区内外から大勢の来訪者があり、都市農村交流が盛んです。「浜石を愛する会」主催の浜石岳からの「初日の出」(元旦)や「浜石岳ハイキング」(GW中)、オレンジ浜石‘S主催の「桜祭り」(2月末)など、おもてなしを準備してお待ちしております。


平坦な農地に整然と植栽された果樹
平坦な農地に整然と植栽された果樹

四季折々のみかんが楽しめます

基盤整備事業のおかげで、温州みかんや夏みかんからデコポン、はるみ、せとか、ボンタン等の中晩柑など多品種の柑橘を生産するようになりました。イチジクは、ジャムやシロップなどの加工品にして販売しています。

仲間づくりは住みよい地域づくり
仲間づくりは住みよい地域づくり

自治会を中心に地域のきずなを深める活動を進めています

自治会では、「中清水紅葉祭」等を開催し、地区内外の人々の交流を図っています。また、二宮尊徳の唱えた報徳思想を実践し次世代に継承するため地区内に「中清水報徳社」が結成されており、その中の「中清水報徳婦人倶楽部」は、「富士山おばちゃん’Sキムチ」を生産・販売し、メンバーの交流を深めるとともに、商品は地域の人気を博している。


ため池越しに富士山を望む
ため池越しに富士山を望む

ごてんばこしひかりのブランド化を進める稲作農業の他、冬季は水かけ菜の栽培にも取り組んでいる。近年、生産性向上を図り、ほ場整備事業を計画している。

みかん狩り園
みかん狩り園

農業用水が育むみかんと海岸線が織りなす迫力の景観

約200haのみかん園が広がる樹園地地帯で、海岸近くに湧き出る真水の湧水から大口径のポンプ場「三の原揚水機場」で農業用水を圧送している。
付近には城ケ崎海岸や一碧湖等の観光地もあり、山並みを彩るみかんと起伏に富んだ海岸線が織りなす伊豆らしい美しい景観を活かしたみかん狩り園が多く営業しており、伊東温泉の観光客を始めとする多くの来訪者がみかん狩りを楽しんでいる。


鹿島踊り
鹿島踊り

格式ある芸能を伝承

富戸地区三島神社の例大祭で伝統と格式のある「鹿島踊り」や神輿・山車の練り歩きが行われる「富戸の秋まつり」が例年10月に行われる。


基幹水利施設の草刈りを行う
基幹水利施設の草刈りを行う

農業用水を支える地域の力

海岸近くの水源から山腹まで起伏に富んだ地形に設置されたパイプラインの管理は、山並みを彩るみかん園を始めとする、地域の農業を支える大切な仕事。土地改良区の役員を中心に、農業者が計画的に草刈りなど管理作業を行っています。

大地に広がる野菜畑
大地に広がる野菜畑

三方原台地の南端で育つ数百種類の野菜

三方原台地の南端に位置し、豊かな自然環境に囲まれているこの地は、三方原用水の整備により農業が大きく発展し、現在では浜松を代表する農業エリアとして、サラダ菜、チンゲンサイ、水菜など数百種類の野菜を育てています。私達は、農業を通じて地域活性化に貢献したいという想いで日々活動しています。


地域活性のカギ 竹林
地域活性のカギ 竹林

放置竹林の問題を期待に転換

農業発展の一方、景観悪化や生態系への悪影響を招くとされる放置竹林の整備が地域の課題となっていましたが、地域が一丸となりこの問題解決に取り組みました。竹の持つ抗菌作用、高い栄養価に着目し、伐採した竹を粉砕し、チップや粉末にして食料や肥料、飼料として活用する事に成功し“問題を期待” に転換しました。今では竹の有効活用が、地域活性の鍵となっています。


レストラン「CoCoChi」
レストラン「CoCoChi」

地元育ちの野菜を味わってください

地域活性化の核となる場所として NPO法人 OHKUVOが運営するレストラン「CoCoChi」があります。ここで
は、地元の女性達が地元で採れた野菜を中心に皆様に提供しており、次代の町の担い手として地域に根付く人材の育成や地元農家の生産意欲を向上させる場となっています。竹には、ビフィズス菌、オリゴ糖や食物繊維が多く含まれており、竹を使ったメニューがレストランの目玉商品となっています。今後は、野菜の新たな有効活用手段として、乾燥野菜を使ったメニュー作りにも取り組んで行きます。

久留女木の棚田
久留女木の棚田

久留女木の棚田

「久留女木の棚田」は新東名高速道路浜松SAスマートICから車で約20分の位置にある。「日本の棚田百選」に選定されたり、景観賞を受賞したりするなど、静岡県を代表する農村景観の一つである。また、清らかな湧水が貴重な水生生物の生息環境となっており、農村環境の有する多面的機能が多分に発揮され、多数の観光客が訪れている。


久留女木竜宮小僧の会発足式
久留女木竜宮小僧の会発足式

久留女木竜宮小僧の会

棚田を健全に次世代へ引継ぐことを目的に、平成26年4月「久留女木竜宮小僧の会」が発足。当会では地元農家と外部耕作者の橋渡し役の他、意見交換会を定期的に開催している。また、平成21年度に不二総合コンサルタント(株)と一社一村しずおか運動に認定されており、協働活動により、昨今の中山間地域の課題に対して地域と関係者一丸となって取り組んでいる。


久留女木棚田塾
久留女木棚田塾

米作りを次世代へ継承

米作りを次世代へ継承
浜松市北区引佐町は、平成29年度NHK大河ドラマ「女城主井伊直虎」の撮影地として、一躍脚光を浴びている。当棚田では「直虎が見た風景再生プロジェクト」として、1年間の棚田の耕作を学ぶ「久留女木棚田塾」と、お米作りに触れてみたい人を対象とした「稲作体験会」を展開している。


標高880mにある幻の池「池の平」
標高880mにある幻の池「池の平」

県境に位置する、山々と清流に囲まれた神秘的な邑

浜松市中心部から車で約1時間30分の山間部に位置し、山々と清流に囲まれた自然豊かな農村地域です。長野県との県境で開催される峠の国盗り綱引き合戦や7年に一度水が湧き出す遠州七不思議の一つである幻の池「池の平」は全国的にも有名です。また、旧暦の1月に開催される「西浦田楽」は国指定重要無形民俗文化財に指定されています。


一社一村しずおか運動認定式
一社一村しずおか運動認定式

有名ブランドとのコラボレーション

平成27年度から「一社一村しずおか運動」に「(有)春華堂」をパートナーとして取組んでいます。在来種の雑穀を使用した新しいお菓子の製造販売や栽培体験イベントの開催など、地域資源を活用した都市住民との交流が活発に行われています。


水窪じゃがたを使った各種料理をはじめ、水窪の特産物が振る舞われます
水窪じゃがたを使った各種料理をはじめ、水窪の特産物が振る舞われます

在来作物と山と川の幸が盛りだくさん

山の幸を活かした栃もち、しいたけ、刺身こんにゃく、牡丹鍋等の多くの特産品があります。また、雑穀を使用した料理を提供する「つぶ食 いしもと」やレストランと特産品販売所がある「塩の道 国盗り」は、花見や紅葉の観光シーズンや休祝日には多くの人で賑わいます。平成26年度からは、水窪じゃがた(じゃがいも)をPRするじゃがた祭りも開催されています。


内房たけのこ桜まつり
内房たけのこ桜まつり

春の風物詩

普段は四方を山々に囲まれた閑静な「内房の里」に、多くの人に来ていただき、里の良さを知ってもらうことを目的として、平成24年から毎年4月の第1日曜日に「内房たけのこ桜まつり」が開催されている。祭りでは、稲瀬川沿いに設けられた複数の会場で、様々な催しが行われるほか、たけのこを使ったグルメやジビエ料理も堪能できる。


ざる菊の植栽
ざる菊の植栽

花々がコミュニティを形成

平成24年度より「内房里づくりの会」の活動が開始し、地域の農道や用水路等の農業用施設の保全のほか、遊休農地を活用した菜の花等の植栽活動により、良好な農村環境が保全されている。
また、「芝川花そう会」の植栽活動や「101会」の桜並木を保全する活動など、様々な人々の参加による活動が活発に行われ「内房の里」のコミュニティを形成している。


里の自慢

内房特産の「たけのこ」はもちろんのこと、遊休農地を有効活用して栽培される酒米誉富士から造られた純米吟醸酒 「内房里づくり」も里の自慢の逸品。

「内房たけのこ」
「内房たけのこ」
純米吟醸酒「内房里づくり」
純米吟醸酒「内房里づくり」
古代より雄々しく踏みて~今ここに人々が自然と暮らす
古代より雄々しく踏みて~今ここに人々が自然と暮らす

日本武尊が雄々しく踏みならした地

蝦夷(えぞ)征伐のため、日本武尊(やまとたけるのみこと)が浜名湖を渡り、東征を誓い雄々しく踏みならした地と伝えられる雄踏(ゆうとう)町。浜名湖南東岸と三方原台地末端の低地に位置します。

米作や施設園芸と共に、浜名湖での歴史ある「たきや漁」や定置網漁や採貝の他、うなぎや牡蠣の養殖が盛んです。


活気ある「ゆうとう銀座」を再び… 「すココン祭」
活気ある「ゆうとう銀座」を再び… 「すココン祭」

楽しい出会いを求めて、活動中!

「ゆうとう大好き仲間」が、竹の子掘り、田植え、稲刈りなどの体験イベント、コラボ講座、他の地域へのイベント出店など、様々な活動を展開しています。

また、「ゆうとう」全体が活性化して、賑やかで楽しい明るい「まち」になること。そして、子供たちが将来、「ゆうとうが大好き!」と誇らしく思い、いつでも戻ってこられる故郷になることを目指して活動中。
「すココン祭」は、昔途絶えた「すココン」という伝統行事を今風に復活させ、大人も子供も、一緒に遊ぼう!というイベントです。50余りの企業、団体の協賛をいただいています。


息神社の祭典 8つの字(あざ)
息神社の祭典 8つの字(あざ)

ゆうとうの三代歴史文化財

705年に建立されたとされる「息神社(おきじんじゃ)」では、今でも毎年10月に息神社の祭典が行われています。
また、徳川家康の次男結城秀康生誕の地「中村家住宅」も国指定重要文化財として健在です。
雄踏歌舞伎(万人講)も復活し、今なお上演されています。

希少な水生生物が今も息づく
希少な水生生物が今も息づく

川の道を辿れば水生生物が息づく里山

地域を流れる川は、6月になると乱舞するホタルを各地でみることができます。また、国重要指定文化財の「鈴木家住宅」をはじめ、辻堂などの歴史的建造物や石仏も数多く残され、人々の暮らしは昔からの神事を始め、文化を引き継いだ生活が数多く見られます。

鎮玉地域には、静岡県では絶滅したと思われていたタガメをはじめとして希少な水生生物が生息しています。地元の「NPO法人ひずるしい鎮玉」によって、タガメの生息地の保全活動、ホタル保護のための河川、里山の環境整備を地域住民の協力のもとに進められています。


里山環境を「ふるさとの宝」とする心を次世代へ
里山環境を「ふるさとの宝」とする心を次世代へ

次世代に繋ぐ自然との共生

2012年に県下初の公立小中一貫校として、引佐北部小中学校が開校しました。
引佐北部小中学校には、1年生から9年生までが一貫して地域の魅力を学ぶ総合学習「ふるさと科」で、地域の人びとを講師として、豊かな自然環境のあり方、自然を利用した伝統的な暮らし等、地域住民から学び世代をこえて継承されています。

夏には子どもたちを対象とした鮎の掴み取りイベントや、地元の都田漁協の協力による鮎の友釣り体験などが人気があります。捕まえたり釣った鮎は、ミカンの木でつくられた炭でじっくり塩焼きにして頂きます。


遊休地の再生、森林資源を活かして地域に活力を!
遊休地の再生、森林資源を活かして地域に活力を!

花竹、田んぼオーナー、農産地直売所

少子高齢化と輸入木材の増加によって、山林の荒廃が進んでいます。そうした山林の林床に自生する植物を活用した薬草茶などの開発や、竹林を活用した“花竹”づくりが、「NPO法人ひずるしい鎮玉」によって展開されています。

また、遊休農地である「日比平農場」を地域の人から借りて、お米づくりが行われています。2015年春から、田んぼオーナー制度がスタートし、田植え、草取り、稲刈りを体験することができます。
秋の収穫祭では、とれたお米をつかった田舎ならではの素朴な料理を楽しむことができます。

農産物直売所「たざわの里」では、地元でとれる四季折々の様々な農産物が売られており人気を博しています。


天守への報徳。地域に根差す感謝の文化
天守への報徳。地域に根差す感謝の文化

「掛川地域塾」の活動地域

江戸時代には東海道の主要宿場町として、また掛川城を核とした城下町から発達したこの地は、二宮尊徳(幼名:二宮金次郎)ゆかりの報徳の地です。
土地に感謝し、先祖に感謝し、受け継がれた報徳の精神の形を垣間見ることができる里です。

掛川市中心市街地とそれに隣接する農地では、「掛川地域塾」が活動しています。
掛川城天守閣を望む地域で、市内随一の文教区域でもあり、都市化した住宅地と農地が混在する、県内農村地域の現状を如実に表しています。


農業体験を通じて楽しさ・大変さ・喜びを味わう
農業体験を通じて楽しさ・大変さ・喜びを味わう

「掛川市農業活性化やる気塾」

「掛川市農業活性化やる気塾」は、農業を取り巻く厳しい状況に対し、地域・農業者・農協・行政が一体となり話し合える仕組みを作りました。
掛川市内の旧村単位に組織された24地域塾が、それぞれに特色ある地域農業の振興と活性化を図ることを目的に活動しています。

その中のひとつ「掛川地域塾」は、掛川市農業活性化やる気塾に参加する地域塾として、消費者である地域の非農家住民に農業体験を通じ、農業の楽しさ・大変さ・喜びを味わってもらい、農業への理解を深めてもらっています。
同時に、市街地にある農地の多面的機能の有効性についても、浸透しつつあります。


限定品・掛川オリジナル芋焼酎
限定品・掛川オリジナル芋焼酎

ブランド『掛川焼酎』で良い良い

「掛川市農業活性化やる気塾」の活動により収穫された、サツマイモの活用法を地域で検討し、ご当地芋焼酎『掛川城酎』が発案されました。焼酎づくりの輪を広げるため、原谷地域塾に声を掛け共同でスタート。
さらに、『掛川城酎』を地域ブランドに育てるため、東山口・西山口地域塾とも連携し、遊休農地を利用した「ベニアズマ」栽培を行っています。

『掛川城酎』は、JA直売所や市内酒店で販売しています。
遊休農地で育てたサツマイモを使用して作った芋焼酎。米こうじを使って、芋特有のくさみを抑えた飲みやすい仕上がりが特徴です。
平成27年度で5代目となる『掛川城酎』が完成しました。期間も数も限定ですので、お求めの際は在庫をお問合せください。

景観を彩る美しいあじあさい
景観を彩る美しいあじあさい

湯船あじさいまつり

棚田状の水田は、中山間地域総合整備事業により整然と整備され、管理された法面とあぜ道に植えられたあじさいの水田景観が美しい地域です。
6月下旬、水田のあぜや法面に植栽された約3,000株のあじさいが咲き誇ります。毎年、この時期になると「湯船あじさいまつり」が開催され、地域の内外から多くの見物客が訪れます。
また、過去には、JR東海さわやかウォーキングなども誘致しています。


多数のホタルの乱舞するホタルの里づくりも進める
多数のホタルの乱舞するホタルの里づくりも進める

ホタルの里づくり

中山間地域総合整備事業足柄地区によりほ場整備された、湯船工区の農地を有効利用し保全していくため、中山間地域直接支払制度・湯船地区集落協定による保全活動が地域ぐるみで展開されています。
地域全体の鳥獣被害を防止する電気柵の直営施工や共同管理、法面・畦畔(けいはん)へのあじさい植栽や管理、ホタルの自生地の保全・拡大を目指したホタルの里づくりを実施しています。

平成27年度には「静岡県ほたるサミット小山町大会」で、本地区を会場にホタル鑑賞会などが開催されました。


「みくりやの郷」が設置されている「道の駅ふじおやま」
「みくりやの郷」が設置されている「道の駅ふじおやま」

地場産品と直売所

富士山の東麓、神奈川県境近くに位置する中山間地域で、富士山からの湧水が豊富に流れ、これにより地域ブランド米「ごてんばこしひかり」や、水かけ菜の栽培が盛んです。

地区近隣の「道の駅ふじおやま」には、農産物直売所「みくりやの郷」が設置され、地域農産物・加工品の販売が盛んにおこなわれています。

浄蓮の滝にほど近い、伊豆市茅野
浄蓮の滝にほど近い、伊豆市茅野

伊豆の屋根「茅野」

伊豆半島のほぼ中央に位置し、天城連山や鉢窪山(はちくぼやま)などの深い自然に囲まれ、天城越えで有名な「浄蓮の滝」や「八丁池」、狩野川の源流「滑沢渓谷(なめさわけいこく)」、「わさび田」など、富士箱根伊豆国立公園や伊豆半島ジオパークに指定される自然環境豊かな地域で、麓の集落には「茅野の棚田」が広がる水と緑に囲まれた地域です。

「天城ビジターセンター」は、伊豆半島ジオパークの情報発信施設として半島内3つ目の施設(道の駅天城越え・昭和の森会館内)。
伊豆半島の豊富な自然、源泉、食材…全ての根幹には、伊豆半島の特異な成り立ちが関係しています。地元の方、観光でお越しになった方、さまざまな方に伊豆半島ジオサイトを紹介しています。


茅野まるごとポスター展
茅野まるごとポスター展

棚田をつなぐ

茅野では、従来から旧天城トンネルや天城街道、昭和の森、浄蓮の滝などの天城地域内にある自然遺産の保全管理を行う一方、集落内の農地「茅野の棚田」を保全するため「はちくぼ会」を組織し、棚田保全活動や黒米や大豆などの栽培・販売を行っています。
また、若い世代の住民で「茅野塾」を立ち上げ、「茅野まるごとポスター展」や、地域内の保全活動、地域の情報発信に努めています。
ポスター展では、地域住民などをモデルとした同塾のポスター約40点が飾られ、人気投票もおこなわれます。温かい雰囲気のポスターに、この地に住みたいと思う方も!


ファーマーズヒル(旧かたつむり)
ファーマーズヒル(旧かたつむり)

茅野を楽しむ

地域内の「道の駅天城越え」には、「昭和の森会館」で天城の森林、農林業学習や地元食材のレストランを楽しむことができる他、「天城わさびの里」「竹の子かあさんの店」で農産物や加工品の直売がおこなわれています。また、「はちくぼ会」「茅野塾」では、もち米、黒米の田植えや稲刈り体験などの田舎暮らし体験ツアーを実施しています。

「モミの木沢里山食楽舞」では、わさびオーナー制度、焚き火バーなど。ファーマーズヒルでは、石窯ピザ焼き体験や工芸品づくり、川遊び、薪割り、五右衛門風呂など多くのアクティビティが楽しめます。伊豆半島の屋根に、2棟のログキャビン、オプションでツリーハウスの宿泊も可能です。令和3年から手作りキャンプ場が新設されました。


一面青々としたレタス畑
一面青々としたレタス畑

空港から望む美しい自然の邑

牧之原市の北東部に位置し、明治時代に本間賢三により本間隧道(ずいどう)が整備され、古くから農業の活性化を図ってきました。
現在ではお茶やお米、レタスやみかん等様々な農作物が栽培されており、多くの水資源を活用した、田畑の発展が目覚ましい地域です。
平成21年には、富士山静岡空港が開港し、世界へ繋ぐ邑(むら)としても注目されています。

また、美しい環境資源として多くのホタルが生息し、毎年5月から6月頃にホタルの鑑賞会をおこなっています。
世界でも珍しい三種のホタル(ゲンジホタル、ヘイケホタル、ヒメホタル)を見ることができる貴重な里は、地域の方による生態系保全活動により守られています。


稲作体験の様子
稲作体験の様子

地域街づくりの推進

市の地域街づくり事業にいち早く取り組み、発展を目指して、Facebookによる坂部のPRをおこなっています。ゆるキャラ「さかべっち」も作成され、地域の活性化のため活躍しています。
また、榛原里山の会の取り組みで、地元の坂部小学校の生徒に環境の学習会を開催したり、田植え体験を開催したりと、地域の資源の大切さを教えています。


石雲院(牧之原市指定文化財)
石雲院(牧之原市指定文化財)

石雲院・展望デッキ・飛翔軒

「石雲院(せきうんいん)」は、勝間田城主から寺領を寄進され、康正元年(1455年)に創建されました。
勝間田氏の菩提寺(ぼだいじ)として、また今川氏、武田氏、徳川氏と、有力な大名に庇護され、全国に800を超える末寺を数える、由緒ある古寺です。
山門、総門、参道の丁石、龍門の滝の彫刻など、建築や彫刻技術に優れており、市の指定文化財になっています。緑深い山中にあり、散策するだけで心が洗われるような境内です。

また、石雲院展望デッキが静岡空港の隣接地にあり、展望デッキでは地元の有志の方たちが「飛翔軒」を運営しています。
売れ筋はその日の朝に採れた野菜で、新鮮さと値段の安さから、土・日曜限定営業にもかかわらず多くのリピーターがおり、土曜の朝には主婦らが列を作ることもあります。