平成29年度登録

報徳・温泉・農業の里倉真(掛川市)
知事顕彰 令和元年度 知事顕彰受賞
報徳神社

温泉のある歴史深い農村地域

本地域は、粟ヶ岳の西側に位置し、倉真川の清流に沿って茶畑や水田、集落が点在しています。新幹線掛川駅から15分という立地で、明治に開かれて現在3件あるという倉真温泉は地域の自慢となっています。地域の中には、報徳思想の祖二宮尊徳と遠州地域に報徳思想を押し広めた岡田親子の三柱を祭る報徳神社や大宮八幡宮などの歴史深い神社もあり、歴史や温泉を楽しみたい観光客から人気を集めています。


田植え体験

遠州地域の「報徳精神」発祥の地

本地域は、「至誠・勤労・分度・推譲」を美とする遠州地域の報徳精神の発祥の地といわれており、15年前からまちづくりの活動に取り入れながら河川整備や小学生の稲作体験など地域の課題に取り組んできました。多面的機能支払組織「倉真まちづくり委員会河川環境研究部」では、農村と都市との交流を目標に、田植えや稲刈り、じゃがいも掘りなど「食と農の大切さ体験」に取り組んでいます。


植樹活動

「時ノ寿の森づくり」と地域資源を活かす取組

本地域では、地元出身者で組織されるNPO法人「時ノ寿の森クラブ」が中心となって間伐を施さなければならない山の整備や森林の保全を行っています。「子どもたちの未来のための森林保全」を掲げ、徐々に昔の里山の風景が戻ってきました。また、地域では、米や倉真茶、自然薯や椎茸等の農産物や温泉などの地域資源をPRし、観光面でも都市と農村の交流が図られるよう工夫した活動を行っています。


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