邑道に並んだ灯ろう
邑道に並んだ灯ろう

おひまち灯ろう

「おひまち灯ろう実行委員会」が組織され、途絶えていた昔ながらの「おひまちの夜」がお祭りとして12年前に復活しました。
上町内会住民及び地元小学校児童が灯ろうを作成することで、住民参加型のお祭りとして定着
しています。
また、地元農家の生産したお茶や野菜などを格安で販売するため、来場者に喜ばれています。
今では、地域内外から数百人が訪れる祭りとなりました。 (開催:11月中旬)


土地の形状を利用した石積みの段々茶畑が特徴
土地の形状を利用した石積みの段々茶畑が特徴

大石川(おおしがわ)の段々茶畑

畑所有者のお父さんと旦那さん(共に故人)が、足久保川の石を背負子で担ぎ上げ、年月をかけて築いた茶畑です。
年間を通じて見学者が訪れます。


お茶の試飲・販売所
お茶の試飲・販売所

奥長島山茶(おくながしまさざん)

地元農家が生産製造したお茶を茶工場別に試飲できます。
また、気に入ったお茶があれば購入することも可能です。

静岡県内でも珍しくなった黄金色に輝く麦畑
静岡県内でも珍しくなった黄金色に輝く麦畑

四季に合わせて美しい自然がたくさん

山あり川あり、そして田んぼあり、の日本の原風景。
それでも、清水の街場から車で30分、静岡の中心部からでも1時間で来られる場所です。
近年、近くで絶滅危惧種の「ミヤマシジミ」の生息も確認されています。
また、清水森林公園やすらぎの森には「西里の滝」があり、隠れた滝の名所でもあります。


食事処「たけのこ」 山の幸満載の定食
食事処「たけのこ」 山の幸満載の定食

充実のお食事処と農産物加工体験

【ショップ「como」特製ジェラートが話題】
地元で栽培されたハックルベリーや抹茶・赤ジソなどを使ったジェラート、地元のNPO複合力の畑でとれた薬膳を入れ込んだタイカレーなどを販売しています。

【山の幸満載の定食】
食事処「たけのこ」では、山里でとれる野菜や蕎麦などをたくさん使った各種定食がそろっています。

【お土産はこちら「笑味の家」】
山里の野菜、その日に打った蕎麦やうどん、その他農産物加工品も季節に合わせて並んでいます。

【農産物加工場「ぬくもりの家」】
蕎麦打ちやこんにゃく作り、餅つきまで指導付きで行えます。グループや団体に好評です。


温泉浴場「やませみの湯」
温泉浴場「やませみの湯」

鳥のさえずりのなか入るお風呂は最高

農作業や散策をした後に入るお風呂は何物にも代えがたいです。
特に露天で源泉かけ流しはおすすめ。ゆっくり入るとストレスも解消します。


直販所・食事処「水見色きらく市」
直販所・食事処「水見色きらく市」

緩やかな時間が何よりもの宝

平成19年度にオープンした「高山・市民の森」、平成22年に開業した「水見色きらく市」、どちらもゆったりとした時間を楽しめて、田舎を満喫できる施設です。
昔からの食文化、田舎の食材を使った手料理は、なつかしい田舎の味が楽しめます。田舎遊び等の体験もできます。
市民の森では、森の散策は勿論の事、森林の果たす役割から山仕事の様子、林業体験、昆虫教室、シイタケ駒打ち体験、植物観察など、いろいろなイベントが用意されています。この他、川沿いには「ホタルの散策道」も整備されており、ほのかな光を放つホタルを間近に見ることもできます。
町内の各種イベントにお出かけになって、ゆっくり流れる水見色時間を味わってください。


おいしいお茶を育む環境
おいしいお茶を育む環境

心と体にやさしいお茶の名産地

水見色は、お茶栽培に最も適した環境にあります。お茶畑の中に家があるといっても過言ではありません。
お茶畑の平均的な標高が200m前後、朝夕の寒暖の差、山のお茶らしさを作る朝霧、山から湧き出る水、澄んだ空気、そして作り手の熱意とどれをとってもおいしいお茶が出来る条件です。
減農薬、有機質肥料を主体とした施肥設計等に取り組むエコファーマーにも取り組んでいます。
耕作放棄地対策が叫ばれている現状ではありますが、先代から引き継いできた農業を絶やさぬよう地域を守っていきたい、そう願っています。


大井神社の秋祭り
大井神社の秋祭り

水見色の伝統行事

水見色にある大井神社の秋祭りでは、町内外から多くの方々が訪れます。
神事の後、最初に小学生高学年による神楽舞の奉納があります。町内有志による神楽会会員の方々が、夏休みのころから小学生に指導し、10月のお祭りに練習の成果を披露します。何十年も続いている伝統行事です。
小学生の神楽舞が終わると奉納されたお酒が振る舞われ、お祭りが盛り上がるのです。
また、不動尊大祭も春と秋の2回、開催されます。町内の一番奥、そそり立つ岩山を背に祠があります。派手さはありませんが、神聖な趣のあるお祭りとして継承されています。
水見色には多くの伝説や史跡も残されており、平成23年7月に「水見色の伝説と民話」全10話が発刊されました。


名瀑「白糸の滝」
名瀑「白糸の滝」

名瀑「白糸の滝」と富士山を彩る農村景観

富士山世界文化遺産の構成資産である「白糸の滝」は地域の宝です。そして、区画整理事業により蘇り、「平成棚田」と命名した農地は、日々の営農や地域内外の人々の協働活動により富士山の四季の変化に彩を添えています。
平成棚田を散策するノルディックウォーキングは、案内看板を6か所、道標を21か所設置して、「白糸の滝」や、隠れた名所「朝日滝」を訪れるコースが整備されています。
※案内看板設置場所:白糸の滝駐車場、朝日滝、狩宿駒止の桜、工藤祐経の墓近辺、そば処白糸庵、フジヤマ病院入口向かい
※パンフレット配布場所:白糸の滝駐車場の案内所


「富士山白糸庵」 季節の天ぷらが人気のそば定食
「富士山白糸庵」 季節の天ぷらが人気のそば定食

“地域の風土”“人の技”が光る自慢の食

「平成棚田」で収穫されるお米は、富士山の麓の美味しい空気、清涼な湧水に恵まれた素晴らしい環境の中で収穫され「白糸コシヒカリ」として販売されています。
また冬場の水田を活用した「水かけ菜」は、地域自慢の特産品です。
さらに、地元住民の婦人組織で経営する手打ちそば処「富士山白糸庵」は、常連客や観光客が訪れ、“手作りの味”が好評です。
※富士山白糸庵:火曜定休日


迫力ある文殊祭典の手筒花火
迫力ある文殊祭典の手筒花火

邑の宝で繋がる地域内外との絆

毎年8月に文殊堂で行われる文珠祭典では、手筒花火が次々と上がり保存会の花火師たちの華麗な舞が見ものです。
親水公園にアジサイの花が咲く頃の鱒釣り大会では、子どもや里帰りした家族たちの歓声が上がります。
また、「ふじのくに美農里プロジェクト」にいち早く取組み、遊休農地の解消や景観形成、更には「三椏和紙発祥の地」の伝統を守るべく、小学生に三椏の栽培や和紙づくりを地域学習を通じて継承しています。地区外の方との友好親善を通じた農村振興を目指し、平成21年から「一社一村しずおか運動」にも取り組んでいます。


浮橋そばの里まつり
浮橋そばの里まつり

幻のそば栽培

浮橋地区は、標高約270mの盆地地帯で、昔から米が少ない時にはそばを作り、各家庭で食べられてきました。現在は、栽培農家が減少し、浮橋産のそばはほとんど世に出回らない「幻のそば」と呼ばれています。
12月に地区を挙げて開催される「浮橋そばの里祭り」は、「幻のそば」を味わえるとあって、開催時間の前から大行列ができ、約2時間ほどで完売してしまう人気イベントです。
お問い合わせは、浮橋まちづくり実行委員会(電話:0558-76-3060)までお願いします。


ホタルをイメージした2種類のパッケージ
ホタルをイメージした2種類のパッケージ

里山浮橋うどん「小さな故郷」

邑で栽培・収穫した小麦粉を製粉・製麺し、地場産の浮橋うどんとして商品化されています。
浮橋で見られるホタルをイメージした2種類の可愛らしいイラストのパッケージとなっており、伊豆の国市の「伊豆の国反射炉ブランド」に認定されています。
「おおひとまごころ市場」や、伊豆長岡駅の商工会アンテナショップにて購入することができます。


風流な流しそうめんを体験
風流な流しそうめんを体験

田舎体験ツアー・各種体験イベント

7月の夏休みの頃、東京の子供たちとそのご家族が邑に一泊二日で、野菜採りや流しそうめん、カブトムシ・クワガタ捕りなど、田舎ならではの様々な体験をすることができる「田舎体験ツアー」が開催されています。
都会では味わえない体験ができることから、成長盛りの子供たちにとって貴重な経験となることでしょう。体験を通して成長した子供たちを見ることができ、親御さんにも満足してもらえるツアーです。
現在、田舎体験ツアーの一般募集はしておりませんが、ホタル鑑賞会(6月)やクワガタ・カブトムシ捕り体験(7月)などの個別イベントの募集をしています。ぜひご参加ください。
お問合せは、浮橋まちづくり実行委員会(電話:0558-76-3060)まで。

豊富な湧水を水源とした水かけ菜水田
豊富な湧水を水源とした水かけ菜水田

安定した湧水で栽培される水かけ菜

水かけ菜は御殿場・小山地域の特産品で、水温が年間を通して12℃前後と安定した湧水で栽培されています。水温が一定であるため、御殿場・小山地域の厳しい冬も青々とした水かけ菜が収穫できます。
収穫した水かけ菜は「水かけ菜漬」に加工されるほか、地元ではおひたしや醤油炒め、卵とじとしても楽しまれています。
水かけ菜漬けは、杉山養鶏場、JA地場産品販売所、ファーマーズ御殿場や道の駅ふじおやま「みくりやの郷」などで販売されています。
また、栽培地のオーナー制度も実施し、多くの方に農業に親しんでもらえる場を提供しています。


小学校の総合学習
小学校の総合学習

湧水に感謝して「二子湧水感謝祭」

二子地区の水路は江戸時代に開かれたものです。その湧水の保全管理の一環として二子地区では年2回、全員で河川美化清掃を実施しています。また、水路を開いた先人の功績と湧水の恵みに感謝して、毎年2月下旬に二子公民館において湧水感謝祭を開催しています。水かけ菜カレーなどの水かけ菜料理の振る舞いと、特産品・加工品の販売でとても賑わいます。
また、同じ時期には地元の小学生の総合学習で、水かけ菜収穫体験も実施しています。


松の葉外観

地域のみんなで「おもてなし」

平成30年1月、「ごてんば農家民宿村」が本格始動しました。それぞれ特色のある宿泊体験ができる三軒の農家民宿(松の葉、ねこふくろう、ごろり庵)を中心とした「ごてんば農家民宿村」では、訪れる人を地域のみんなで「おもてなし」します!
また、邑の中にある焼き菓子店「秋桜」(こすもす)では、絶品のシフォンケーキやフロランタンがおすすめです(予約が確実です)。「アンの家」では、辛さが自慢のカレーライスや季節限定「焼きりんご」など・・・。二子湧水の里には美味しい物が沢山ありますよ!

 

松の葉内観

緑に囲まれた田園風景
緑に囲まれた田園風景

四季折々の作物がなる肥沃な土地

大賀茂は、中心市街地に隣接する、山々に囲まれた静かな農山村集落です。
河川流域から山の中腹までの一帯で、米、野菜、柑橘や柿などの季節に応じた農業風景が見られます。
5~6世紀頃からの遺跡が点在することからも、太古から肥沃な土地で豊かな営みがあったことを物語っています。


伝統文化の一つ 大賀茂山神社神楽の舞
伝統文化の一つ 大賀茂山神社神楽の舞

継承される伝統文化と自然環境

大賀茂では、地元有志団体が主体の文化活動や環境保全等の交流機会を通じて、地域内の人的なつながりが保たれ、伝統的文化の継承が図られています。
特に、文化行事の開催においては、保育園児から高齢者まで幅広い年齢層で地域総出の参加が見られます。


子どもたちも楽しみにしている大賀茂れんげ祭り
子どもたちも楽しみにしている大賀茂れんげ祭り

れんげ祭をはじめとした田園地帯の活用

4月末、南伊豆東海バス「金山」バス停付近のれんげ畑で開催される「大賀茂れんげ祭」は、地域活性化を目的とした住民手作りのイベントで、地場産品等の露店や宝探しなどのゲームが行われます。
会場となる田園一面にれんげが咲き、上空に掲げられる多数の鯉のぼりと相まって、のどかでほのぼのとした光景が、懐かしい雰囲気を醸し出しています。この活動は、約15年に及び年中行事として定着したこともあり、周辺地域からも大勢の方が来場します。
会場として使用される田園地帯では、冬にクリスマスのイルミネーションが施される他、2011年には、下田青年会議所が稲作体験事業を実施するなど、新たな活用の取組が創出されています。

寿太郎プレミアムゴールド
糖度が高く酸味のバランスも良いまさにプレミアムな味です

寿太郎みかん

甘みと酸味のバランスに優れた濃厚な味わいのミカンとして知られる寿太郎みかん。昭和50年に山田寿太郎さんが青島温州ミカンの枝変わりを発見し、その原木は今も大切に保存されています。寿太郎みかんの木は台風や強風に弱く、植え替えても何年も経たないと実をつけないので、生産者は丁寧に木を守り育てています。美味しい実をつける寿太郎みかんはとてもデリケートな木なので、畑には立ち入らないようお願いします。
「寿太郎プレミアムゴールド」は寿太郎みかんの中でも選りすぐりの美味しさです。そのままで食べておいしいミカンを原材料に、ワインや缶詰、ジュース、みかんポン酢などに加工しています。皮ごと作るジャムはミカンの栄養を丸ごと食べられると、人気です。JAの直売所などで購入できます。寿太郎みかん以外の様々な品種の柑橘類も年間を通して収穫しており、みかんのふるさとの今後が期待されています。
寿太郎みかんについては、JAなんすんのホームページをご覧ください。


西浦ミカン収穫の援農ボランティア
海の向こうに富士山を眺めながら収穫のお手伝いをしませんか

援農ボランティアをしませんか?

寿太郎みかんのふるさと西浦では、JAなんすんのホームページなどで援農ボランティアを募集しています。毎年80~150名の皆さんが2週間の期間、みかんの収穫作業のお手伝いをしています。繁忙期の農家のお手伝いを通し、地域の農業や特産品について理解を深めることができます。西浦のミカン畑は段々畑になっていて、傾斜もありますが、富士山と駿河湾を眺めながらの収穫は作業の疲れも吹き飛ぶ美しさです。興味のある方は、是非、体験してみて下さい。


お土産に寿太郎みかんジャム
西浦のお土産は寿太郎ミカンの加工品がオススメです

穏やかな駿河湾沿いのドライブコース

沼津市街地方面から、西浦の県道17号線沿いを走れば右には優しく穏やかな駿河湾が広がっています。天気の良い日は海の向こうに富士山が眺められます。左には、段々畑に黄色い寿太郎みかんのオレンジ色の水玉が見えます。潮の香りを感じながら、西浦ならではの景色を楽しみながらドライブできます。(西浦地区のミカン畑への道路は夕刻から通行止めになりますのでご注意下さい。)
夏はJAなんすん西浦柑橘共選場のすぐそばのらららサンビーチが賑わいます。らららサンビーチから県道を大瀬崎方面に1.5キロほど行くと、沼津市西浦市民窓口事務所があります。トイレや津波避難タワーの「まもるタワー」があります。タワーからの眺望も雄大です。ドライブのお土産には西浦の美味しいミカンをお忘れなく!

沼津市戸田北山の棚田
北山の棚田での田植え

日本の棚田百選の「北山の棚田」

400年ほど前に作られたといわれている新田の集落にある北山の棚田。棚田にある茅葺の建物は「しょうず・ばったり」といい、かつてこの地域にあった水の力を利用した精米小屋を復元したもの。しっかりと組まれた石積みの棚田に稲穂が揺れる情景は美しく、日本の棚田百選にも選ばれました。棚田への細い道をのんびり散策していると、懐かしい気持ちになります。詳しくはしずおか棚田・里地くらぶのホームページをご覧ください。


戸田のタチバナの白い花
タチバナの花

昔も今も薬効に期待されるタチバナ

戸田は国内最北限のタチバナの自生地です。そのまま食べるには小さく酸味が強いのですが、とても香りの良い実をつけます。その特長を活かし、ジャムやリキュールなどの加工品を開発。地元の土産物店などで販売されています。
「日本書紀」にも登場し、古くから薬効があることが知られているタチバナですが、現代でも美容と健康にその成分が注目されています。戸田の宿泊施設では、「不老長寿の湯」橘湯に入って香りを楽しんでもらうなど、地域ぐるみでタチバナの活用に取り組んでいます。
可憐な白い花を咲かせ、可愛らしい小ぶりな黄色い実をつけるタチバナの木は戸田饗の里公園で見られます。


道の駅 くるら戸田
道の駅 くるら戸田

道の駅 くるら戸田

修善寺戸田線沿に戸田地区の魅力を発信する拠点施設「道の駅 くるら戸田」がオープンしました。
施設には地場産品の販売コーナーや、戸田ならではの農林水産物を使った加工体験室、観光案内、歴史文化情報展示室、日帰り温泉施設「戸田壱の湯」などが整備されるほか、市民窓口事務所とし高齢者交流ルームなどの行政施設も併設されています。


新名物戸田トロはんぺん
戸田トロはんぺん

海の幸満喫!B級グルメも楽しめます

深海魚の水揚げが多いことで知られる戸田では、シンボル的存在の大きなタカアシガニが有名です。お皿に丸ごとドーンと盛り付けられた姿は圧巻です。最近はB級グルメの「へだトロはんぺん」が人気です。地元ではトロボッチと呼ばれるアオメエソやメギスをすり身にして揚げてあり、お店ごとの味の違いを、食べ比べて楽しめます。飲食店・販売店などで購入できます。
昔ながらの製法で作られる戸田塩も、まろやかで、素材の味を引き立てるとお土産やご自宅用に購入される方が多くいらっしゃいます。戸田にいらしたら、是非、海の恵みを満喫して下さい。

浮島のかいぼり調査
かいぼり調査では川の「今」がわかります

浮島ひまわりランド

浮島地区センターから南へ200m離れた位置にある浮島ひまわりランドは、隣接する2箇所の休耕田を埋め立て、地域住民によって整備されました。
地域の家庭で苗を観察しながら育て、6月初旬に植栽し、7月中・下旬に開花します。満開のひまわりと富士山の遠望を楽しむことができ、多くの方がカメラを持参して集まります。ひまわり写真撮影会やコンサート等のイベントも開催されますので、日程は浮島地区センター(055-968-1322)へお問い合わせください。ひまわりや浮島の景観・行事を撮影した写真コンテストも開催しており、応募作品は浮島コミュニティまつりに展示されるとともに、受賞作品はまつりの中で表彰されます。
ひまわり開花後は、種を採取し、秋に搾油してひまわり油を精製します。これを使ってコミュニティまつりでさつま揚げなどの試食も提供されています。冬から春にかけては菜の花が栽培され、1年を通じた景観形成を図っています。


浮島の農業体験
皆で並んで手植えに挑戦!

古城の湧水活用イベント

浮島地区には、愛鷹山の麓を走る県道(通称根方街道)沿いに多くの湧水箇所が点在し、生活用水や水田の水源として活用されてきました。また、地区内には戦国時代の武将北条早雲が伊豆攻めの旗上げをした古城「興国寺城址」があり、発掘や整備が進められています。その城内にも自噴する湧水井戸があり、古城の歴史遺産と農業資源である湧水を守り育てる活動として、水路を整備しました。春には「興国寺城跡で遊ぼう」と題し、地産の煎茶や抹茶の試飲と焼き芋のイベントを開催し、たくさんの方が参加します。


浮島のヒマワリ畑
天気が良い日は富士山とヒマワリが見えます

貴重な生態系を子どもの世代に

浮島地区の水田地帯は、かつて狩野川と富士川の砂嘴(さし)によって海水が囲い取り込まれた地形で、江戸時代には浮島沼や広沼と呼ばれる湿地帯が広がっていました。放水路整備などで深田は徐々に解消されてきましたが、今でも貴重な湿性植物「ノウルシ」が自生しています。
浮島地区では、水田の美しい景観を保持するため、「一社一村しずおか運動」による企業からの協力を得ながら、休耕田の草刈り等、生態系と景観の維持に努めています。また、子どもクラブを組織し、自然観察会、ひまわりの植え付け、トンボ採り合戦、野鳥観察、野草を食べる会、もちつき大会など年間を通じた野外活動を行いながら、浮島の自然と農業を活かした子育てで、貴重な生態系の恵みを子どもたちに伝えています。とりわけ、夏の終わりの夕刻に、水田の芦原にねぐらを求めて数万羽のツバメが大空を群舞する「ツバメのねぐら入り観察会」は、子どもたちの心にふるさとを刻み込みます。


三島箱根西麓地区からの富士山
モザイク模様の畑の向こうにそびえる富士山

豊かな農産・畜産物

箱根の西麓、山田から山中、佐野周辺からの風景は、季節毎の野菜が織り成すパッチワーク模様が広がります。富士山、駿河湾や伊豆の山々、麓の町並みが見渡せます。この地域の「大根干し」は冬の訪れを知らせる風物詩。標高50m以上の斜面地で栽培される野菜は「箱根西麓三島野菜」と呼ばれ味も品質も良いと言われています。澄んだ空気と太陽の日差しをたっぷり浴びて育つ野菜は美しい景観も作り出しています。レタス、セロリ、葉生姜、三島馬鈴薯、人参、ブロッコリー、大根、甘藷、白菜など種類豊富な野菜。箱根西麓地区で育った箱根西麓牛や豚などの畜産物も大変好評です。新鮮な農産物は箱根西麓三島野菜の直売所、フレッシュ本店、函南店、北上店、錦田店で購入できます。地元の学校では給食に三島の食材を使用し、給食の時間に生産者を招いて、野菜の話を聞きながら食べる機会を設けるなど、子供たちへの「地産地消」と「食育」に力を注いでいます。


三島馬鈴薯
地理的表示(GI)保護制度に登録された「三島馬鈴薯」(H28.10.12登録)

加工しても美味しい特産品

「みしまコロッケ」は、箱根西麓で取れた三島馬鈴薯(メークイン)を100%使って作られている、ご当地グルメ。手掘りで収穫され、天日干し、冷暗所で完全風乾させる三島馬鈴薯は、日持ちもよく、ホクホクした品質になります。全国的に高級ブランドとして飲食店業界では有名です。その美味しさを市内のお店で気軽に楽しめます。イベント会場などに出展することもあります。


箱根西麓三島野菜
箱根西麓三島野菜

「箱根西麓三島野菜のうた」によるPR

平成29年12月に「箱根西麓三島野菜のうた」を作成し、野菜販売店での使用のほか、三島市内小中学校、幼稚園、保育園でも食育に活用しています。
作成は人気4人組バンド「D.W.ニコルズ」に依頼し、一度聴くと耳から離れない歌詞とリズムは、子どもから大人まで広く親しみを持ってもらえる曲となっています。
※「箱根西麓三島野菜のうた」の著作権はJA三島函南に帰属します。箱根西麓三島野菜に該当しない農産物の販売に利用することはできません。


西澤水系、雪化粧の富士山
遮るものがない、迫力のある富士山

西澤水系自慢の景色

西澤水系仁杉地区は広がる田園風景の向こうにそびえる富士山の景色が人気のスポットです。
田植えの頃(例年5月10日前後)の水鏡や、緑鮮やかな夏の稲の頃、黄金色に輝く収穫前の頃など、季節によって異なる田んぼの情景と富士山の共演が美しく、何度も訪れたくなる場所と言われています。水路を流れるせせらぎや、飛び交う鳥達の声を聞きながら富士山を眺めていると、時が経つのを忘れてしまいそうになります。綺麗な富士山を見られる確率が高いのは、午前中。雲が少ない事が多くてオススメです。
3月中旬には地域内のあちらこちらで栽培されている水かけ菜が、鮮やかな黄色の花を咲かせます。一般的な菜の花とは少し違う、背が高く鮮やかな黄色の水かけ菜と雪化粧をしている富士山の姿も素晴らしいです。御殿場の水かけ菜漬けは、仕事などで御殿場に転勤してきた方々が、御殿場を去ってからもわざわざお取り寄せをするほど、美味しいと評判です。


富士山の伏流水で美味しく育つ「ごてんばこしひかり」
富士山の伏流水で美味しく育つ「ごてんばこしひかり」

 

ごてんばこしひかり

西澤水系地域は、ごてんばこしひかりと水かけ菜の産地です。ひな壇状の広大な田の隅々まで、整備された水路が水を運びます。水路を流れる水は、富士山の伏流水。標高も300mから500mあり、1日の気温の寒暖差のある風土で「量より質」をモットーにした農産物の生産に取り組んでいます。ごてんばこしひかりは「お米日本一コンテストinしずおか」に選ばれているお米です。JA御殿場の直売所などで販売されています。田んぼ周辺を見学される際は、崩れ防止のため、土手には上がらないようにお願いします。また、水かけ菜は、御殿場市の二子地区中清水地区でも栽培されており、御殿場市の沼田地区二子地区で購入することができます。

地域の特産品「水かけ菜漬」

御殿場市西沢水系白いそばの花畑越しの富士山
そばの白い花と富士山が一緒に眺められたらラッキーです。

綺麗な花壇と期間限定のソバの花

西澤水系一帯の地域の皆さんで組織する西澤水系環境ネットワークでは、休耕地を利用して花壇の管理をしています。訪れる人を綺麗な花々がお出迎えしてくれます。見る人の心を癒してくれる花々には、地域の皆さんの優しさがこもっています。
次世代を担う子供達に農業やふるさとの美しい景色を伝えるために、芋ほり体験などを開催しています。また、耕作放棄地でソバを育てています。ソバの白い花は咲いている期間が短く、時期限定ですが天気が良ければ可憐な白い花と富士山のツーショットも楽しむことができます。御殿場みくりやそばはJA御殿場の直売所のそば処などで味わえます。

紫陽花の季節のロマンチック街道
アジサイの季節のロマンチック街道

四季の花と霊峰富士を仰ぎ見る沿道づくり

本地域は、広域農道「ロマンチック街道」沿いに富士山を借景とした美しい農村景観が広がっています。
遊休農地にブルーベリーやアジサイを植えたり、箱根山系からの清涼な水路に棲むホタルを保全したりする活動に、地域が一体となって取り組んでいます。平成20年からホタルの幼虫の放流を始めましたが、今では放流をせずに沼田育ちのホタルを見ることができるようになりました。毎年6月に開催されるホタル観賞会では、地域の子供たちがホタルとの触れ合いを楽しんでいます。


県無形文化財の「沼田の湯立神楽」
県無形文化財の「沼田の湯立神楽」

地域活動で活発な世代間交流

地域活動には、部農会や自治会を中心にロマンチック街道育成会や子供会、老人会など幅広い世代が参加し、交流を深めています。早稲田大学学生の発案で「ロマンチック街道フォトコンテスト」を平成15年から5年間開催し、優秀作品を集めた写真集も発行されました。
沼田地区の子之(ねの)神社で、10月に行われる県無形文化財の「沼田の湯立神楽」は、地域の重要な伝統文化として、次世代へと継承されています。湯立は神前の大釜で沸かした湯を神に献じ、その聖なる湯を振りかけて無病息災や豊作を祈願する神事で、沼田の湯立神楽は県指定無形民俗文化財に指定されています。


豊かな自然に恵まれた沼田でブルーベリーの収穫
豊かな自然に恵まれた沼田でブルーベリーの収穫

ブルーベリーの収穫体験

遊休農地解消のため、平成20年にブルーベリーの植栽を始め、平成23年にブルーベリー園を開園しました。今では沢山の人が訪れる人気スポットです。8月〜9月の約1か月半(期間中無休)で開園しています。数種類1,000本ものブルーベリーからなる園内での収穫体験は、時間無制限食べ放題で小学生以上500円。摘み取ったものは別料金で持ち帰ることもできますよ。沼田神楽を描いた大きな水道タンクがブルーベリー園の目印です。
ブルーベリー園では、毎年地元の小学生(2年生)を招待しての収穫体験や、市外からの研修の受け入れを行うなど、人の交流をとても大切にしています。最寄りの富士岡駅から出発するJRさわやかウォーキングでも、このブルーベリー園がコースに盛り込まれていて、参加者の憩いの場所となっているようです。


ロマンチック街道沼田直売所
沼田ロマンチック街道 直売所

沼田ロマンチック街道 直売所

地元の間伐材を使って建てた農産物直売所が平成26年10月にオープン!
たくさんののぼりや「農の駅」の看板が目印。
ブルーベリージャムはもちろん、地元で採れた特産物の他、漬物、手作りコンニャク等の加工品や、パンやお菓子も販売しています。
直売所から子之神社へは遊歩道が整備されているので、天気の良い日には散策もおすすめです。
営業時間 9:00~15:00 (年末年始以外無休)


裾野市パノラマロードの富士山と菜の花
四季折々の花畑と大きな富士山が魅力です

四季折々の花と富士山の雄大な景色

平成24年度「花咲くしずおか」花・緑・暮らし景観コンクールの景観部門の最優秀賞を受賞した地域です。
裾野市運動公園のあたりから国道469号線に向かって車を走らせると、視界いっぱいに広がる富士山の大迫力と、沿道に咲く花々との美しい共演を楽しめます。
3月中旬からはヘルシーパークに隣接する梅の里の梅の花が見頃を迎えます。
3月下旬〜4月中旬頃は菜の花、桜等が咲き、9月頃にはコスモスが咲くなど四季折々の花々が富士山の景色を一段と楽しませてくれます。東名高速裾野ICから車で約10分。駐車場、トイレはパノラマロード沿いに有ります。


裾野ヘルシーパーク露天風呂からの富士山
ウォーキングの疲れを癒すお湯

直売所や温泉施設があります

パノラマロード周辺には温泉施設やキャンプ場があり、不定期ですが農産物直売所が開店していることもあります。
温泉施設「裾野ヘルシーパーク」は入場すると裾野名物「すその水餃子」をはじめとする「すそのブランド」商品の購入ができます。
パノラマロードで花と富士山を眺めながらウォーキングを楽しんだ後に、温泉で疲れを癒して帰るリピーターの方も増えています。


裾野パノラマロードの種まき
種まき活動、一緒に参加しませんか

ボランティアイベントやお祭に参加しませんか

パノラマロードの美しい花は地元の皆さんとボランティアの皆さんが力を合わせて咲かせています。種まきなどは一般の方も気軽に参加できます。
裾野市のホームページで募集をしますので、興味のある方は要チェック!皆で協力して一緒に蒔いた種が、きれいに咲く頃に再び見に行くのも楽しみですね。
夏と秋に種まきイベントと草刈り・草取りイベントを開催し、会員をはじめとする多くのボランティアにより美しい花畑を作り上げています。4月に菜の花&桜まつり、9月のお彼岸の頃にはコスモスまつりが開催され、ステージイベントや地元の皆さんの出店が並び、賑わいます。
結婚式の記念写真撮影に来るカップルもいる美しいロケーションで楽しいひと時を過ごしてください。

久米田の市民農園
農作物と新たなコミュニケーションが育まれています

市民農園で生まれるコミュニティ

清水町久米田では大化の改新から奈良時代にかけて、碁盤の目のように区画整理された条里制の形跡が現在でも田畑のままで残っています。その農地を市民農園として開設。多くの利用者がふれあい市民農園を利用して、色々な農作物を栽培しています。市民農園として多くの人にかかわってもらうことで、耕作放棄地を減らし、土いじりを通じて利用者同士の交流、絆が生まれる、緑あふれる憩いの場になっています。また、農作業を通じて子供たちの食育の推進や、障害者や高齢者の生きがいを作る事にもつながっています。


農業祭で地産地消
地元で収穫した農産物の美味しさを知る人で大盛況の農業祭

家庭菜園奨励賞を目指して

市民農園で作られた農作物は、町で開催する農業祭の品評会に出展できます。市民農園で農作物を作っている人を表彰する「家庭菜園奨励賞」を目標に、意欲的に作物作りを行う人が増えています。
また、地域を挙げて地産地消に取り組んでおり、地域野菜のおいしさを知って、地元の食材を購入することで、地域経済の活性化にもつながっています。
農業祭は毎年11月に開催されており、丹精込めて育てられた新鮮な野菜の販売は大人気で、毎年多くの来場者で賑わいます。餅つきや餅まきなどの他、食育フェスタも同時かいさ楽しみながら野菜の事を学ぶこともできます。開催日など詳しくは清水町ホームページでご確認下さい。


久米田の市民農園のヒマワリと富士山
富士山の見える農園は憩いの場にもなっています

久米田からの富士山

ふれあい市民農園「リュミエルYAMAMOTO」や町内各地の市民農園は現在、募集人員に対し定員を超える多くの応募があります。富士山を眺めながら、町民同士が思い思いに植えた花や野菜の話で盛り上がり、育て方のコツなどの情報交換の場にもなっています。のんびりと穏やかな時間が農園には流れています。実際に土をいじり、自分で育てた農作物を収穫する楽しみを味わえる市民農園について興味のある方は清水町ホームページをご覧下さい。